高い声の出し方 |ミックスボイスまでのプロセス

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こんにちは。ボイストレーナーの金子太登です。

「地声で高い声をだしたい!」

このブログを読んで頂いている方の中にもそんな風に考えている方は多いと思います。

今回は地声で高い声をだすために必要なプロセスや、考え方について説明していきたいと思います。

地声に聴こえる高音について

 

 

プロ歌手の歌声を聴いて、なんであんなに地声で高い声をだせるのだろうと思ったことはありませんか?

はそのことが不思議で不思議で仕方ありませんでした。

元から高い声なのか

やっぱり才能なのか

様々なことを考えていましたが、それらは全く違いました。

地声で叫ぶことはやめよう

高音を発声したいからと言って地声で叫ぶことは絶対やめて下さい!

昔の僕のように喉を壊してしまいますよ(笑)

本来高音を発声するときは、なるべく体に力をいれないことが重要になります。

叫んでいるということは、思いっきり体や喉に力をいれてしまっていますよね。

早くこの状態を抜け出さないことには先にすすめません。

声が裏返ってもいいので叫ぶことはやめてくださいね。

完全な地声で高音を発声することはできない

人間の声帯の構造上、どんなに頑張っても完全な地声だけでは高音を発声することはできません。

まずこの基本的なことを知っておかないと、いつまでたっても迷路の中です。

プロの歌手が感情をこめて苦しそうに高音を発声しているのを見ると、

ああやっぱり高音は苦しいものなんだなと思ってしまいがちですよね。

しかし、騙されてはいけません。(笑)

あくまであれはパフォーマンスです。

本当に苦しいのだとしたら、ライブのツアーなどを歌い通すことはできないはずです。

完全な地声での高音発声には限界がある

僕はこのことに気付くことが遅かったせいで、

高音発声を習得する期間が大幅に延びてしまいました。

裏声の筋肉をつかうことが不可欠

高音発声には裏声の筋肉が不可欠です。

どんなに地声にきこえる高音でも裏声の筋肉は絶対に働いています。

これは正しい発声に限ったことではなく、喉の周辺の筋肉の発達が不十分な発声においても同じことがいえます。

例えば、地声で張り上げて発声していると思っていた高音が

すでにミックスボイス的な発声になっていることもあります。

じゃあ張り上げでもいいんじゃない!?と思われる方もいらっしゃると思いますが、

それは絶対にやめて下さい。

喉を壊します(笑)

結局のところ健康的な発声をするためには、

ボイストレーニングを行う必要はあるんですよ!

地声のような高音を発声するためのプロセス

地声で高音を発声するためのプロセスを簡単にご紹介します。

これは誰にでも当てはまるようなプロセスを簡単に書いたものなので、

あくまで参考程度にしておいて下さいね。

実際は一人一人の声を聴きながら微妙な調節を行っていかなければいけません。

声の分離の訓練を優先しよう

声の分離の訓練は一番最初に行わなくてはいけないことです。

声の分離の訓練を飛ばしてボイストレーニングをしても、

効果がほぼ期待できないといっていいくらいこのプロセスは重要です。

なぜなら、声の分離の訓練をすることなく声の融合の訓練をすることは

声の混合を招くからです。

僕の他の記事でも説明していますが、

声の混合と融合は全く別のものです。

声の融合はミックスボイスを完全に使いこなせる状態

声の混合はファルセットとヘッドボイスを使い分けられない

しっかりとした芯のあるチェストボイスを発声できない

などの、意図した声を自由に操れない状態の事を指します。

声が混合した状態でのボイストレーニングは効果がでないだけでなく、

声の状態が悪化することもあります。

声の融合の訓練に挑戦しよう

声の分離のプロセスをきちんと踏んだうえで、声の融合の訓練に挑戦してみましょう。

声の融合すなわちミックスボイスを作り上げてゆく段階では、

裏声の筋肉と地声の筋肉の両方をバランスよく上手に使う必要があります。

この段階がものすごく難しく、忍耐強く長い間訓練してゆく必要があります。

ここで挫折してしまう方が多いので、

気長に練習できる方だけがミックスボイスを習得することができると言えます。

声をさらに強くさせていくこと

声区融合がすすんだ状態の声をさらに力強くしていく段階です。

ミックスボイスは習得できたが、弱々しくなってしまう

高音になると、途端に裏声っぽくなってしまう

などの悩みがある方はこの段階のトレーニングが重要になります。

しかし、この段階に入ると、これが完成形!というようなものはないです。

声の自由度を高めようと思えばいくらでもトレーニングが必要となるからです。

高音発声のためのエクササイズをご紹介

れでは、皆さんお待ちかねの()高音発声のためのエクササイズをご紹介していきたいと思います。

ここでご紹介するエクササイズはあくまで基本的なものであり、

一人一人違った細かい症状にまでは対応していないこともあります。

そこはご了承くださいね。

声の分離のエクササイズ

声をきちんと分離するために有効なエクササイズをご紹介します。

エクササイズ1

口を「オ」の形に開いた状態にします。

勢いよくホー!と発声します。

このとき注意していただきたいポイントがいくつかあります。

頬を息でふくらませない

「オ」が「ア」にならないようにする

男女ともに無理のない音域で発声を行う

しっかりと息漏れをさせる

どれか一つでもできていないとエクササイズの効果がなくなってしまうので、

気を付けて下さいね。

エクササイズ2

息を止めた状態で口を「ア」の状態にします

アー!と力強く発声します

注意点は

エクササイズ1と反対に息漏れをさせないこと

男女ともに無理のない音域で発声すること

です。基本的にこの地声は皆さんが思っているよりも汚い声で問題ないです(笑)

歌声と発声練習の声は分けて考えましょう!

この基本的な二つのエクササイズを行っていく事で、

声をきれいに分離させることができる場合が多いです。

声の融合のエクササイズ

続いて声の融合のエクササイズをご紹介します。

エクササイズ1

裏声から地声にゆっくりと移行し、また裏声にゆっくりと移行します

これは同じ音程で行ってください。

[融合のエクササイズ1のデモンストレーション]

注意点は

裏声から地声、地声から裏声に移行する際に、声がひっくり返らないようにすること

喚声点付近で喉や首に過度に力をいれないこと

です。このエクササイズはある程度声の分離や強化ができていないと、難しいエクササイズです。

何度やってもうまくいかないと思ったら、

声の分離の訓練に戻って練習してみてくださいね。

エクササイズ2

ハミングで低音から高音まで、高音から低音までを行き来する

注意点は

声が極端にひっくり返らないようにすること

低音から高音に移行するときに叫ばないようにすること

低音でも高音でも同じ音量を保つこと

です。このエクササイズの注意点でもお伝えしたように、

低音から高音に移行するときに張り上げてしまったり、叫んでしまう方は

高音から低音に移行するエクササイズだけでもかまいません。

自分がやりやすいなと思う方から取り組んでみて下さい。

また、喚声点付近でザラついたり、エッジ音がする場合は

声の分離の訓練をやりつつ、このエクササイズに取り組むのがいいかと思います。

エクササイズがうまくいかないと思ったら

エクササイズがうまくいっていないなと思っていらっしゃる方は、

この章をじっくりと読み込んでみて下さい。

何か特別なヒントが隠されているかもしれませんよ!

声の状態を確かめよう

独学でボイストレーニングをされている方は特にそうですが、

常にご自身の声の状態を確かめるようにしてください。

自分の声がどのような状態にあるのかを確認しないでエクササイズを続ける結果、

声のバランスが悪化する恐れが十分にあるからです。

例えば、裏声の筋肉を鍛えた方がいいケースの方に地声系の筋肉を強化するエクササイズを与えても、

まったく効果はありません。

むしろ悪化するケースもあります。

これは一つの例ですが、

これ以外にも、こういったことがボイストレーニングには沢山つきまといます。

ですから、いままでやみくもにエクササイズを続けてきた方は

特に意識してご自身の声の状態を確かめるようにしてくださいね。

声の状態を簡単に診断

それでは声の状態を簡単に診断するためのポイントをご紹介します。

ここに書くことは基本的なことですが、

一つでも出来ていない箇所があれば、声の分離の訓練からはじめてください。

ファルセットとヘッドボイスをわけて発声する事ができない

地声は力強く発声できるが、裏声は極端に弱々しい

裏声は力強く発声できるが、地声は軽く弱々しい

高音を地声で叫ぶ癖がついている

発声する際、首に力が入る

低音域での純粋なファルセットを発声する事が出来ない(地声に裏返る)

まだまだありますが、基本的にこれらのどれかに当てはまっているという方は結構多いと思います。

何度もいいますが、この状態で声の融合のエクササイズをすることはやめて下さいね!

地道に声の分離の訓練から始めていきましょう(笑)

自分の声を録音しよう

自分の声を録音しましょう。

これは独学でボイストレーニングをされている方に限らず、

すべての方にいえることです。

自分で上手く発声できていると思っていた声が、

客観的に聴いてみると全く違う声になっていたということはよくあることです。

かくいう僕もボイストレーニングを始めたころは、

自分の声を録音していませんでした。

自分の声を聴くのが嫌だったからです(笑)

初めて録音した自分の声を聴いたときに、

すごく絶望したことを覚えています。

こんな気持ち悪い声でどや顔で歌っていたのかと思いました。

話が横にそれてしまいましたが、

発声の客観的なチェックという観点から、録音は必須です。

ボイスレコーダーがある方はそれを利用してもいいですし、

持っていない方はスマートフォンなどの録音機能を利用していただいても構いません。

練習の頻度に注意

練習の頻度には十分注意しましょう。

ボイストレーニングは、がむしゃらに長時間やればいいというわけではありません。

どんなに効率の良い発声をしていても、

声帯を使う以上必ず声帯に疲労は溜まっていきます。

日に30分から1時間もボイストレーニングに時間を割くことができれば、僕は十分だと考えています。

逆に長時間の練習をしていると、徐々に疲れから正しい発声が崩れていく事が多いです。

正しい発声が崩れた状態で練習をしていても、効果が薄くなってしまいますし、悪い癖もつきやすくなります。

それと、ボイストレーニングを行うときは必ず水分を摂りながら行って下さい。

私たちが声をだすときに、声帯はものすごい勢いで振動します。

そこに常に息が吹きかかるわけですから、当然乾燥しますよね。

こまめに水分を摂りながらの練習でないと、

すぐに声を枯らしてしまいますよ。

コラム 声によい飲み物とは

声に良い飲み物はです。これに尽きます。

逆に声にとってよくない飲み物も存在します。

それはコーヒーや紅茶、そして牛乳です。

コーヒーや紅茶はカフェインを含むので、

体の水分を奪ってしまいます。

この作用によって、歌を歌う際の障害となる痰が濃くなってしまいます。

同じく牛乳も痰を濃くしてしまうので、歌う際にはあまりおすすめできません。

ちなみに僕はコーヒーが大好きで毎日のように飲んでいたのですが、

そのせいで胃炎になってしまい、無事やめる羽目になりました(笑)

ボイトレは継続することが重要

結局のところボイストレーニングは継続する事が一番重要です。

勘のいい方であれば、ある程度のレベルまではすぐに到達できる可能性はあります。

しかし、本当の意味で声を作っていくとなると、

僕も含め一般人にはそれはもう膨大な時間」「労力」が必要になってきます。

僕もまだまだボイストレーニングが必要なレベルなので、

偉そうなことは言えません。

しかし、ある程度の根気をもって取り組まなければ、

皆さんの理想とするような声は出せないと思います。

歌を歌うこととは違い、ボイストレーニングは非常に地味な作業です。

投げ出したくなることもあるかと思いますが、一緒に頑張りましょう。

ボイトレを生活の一部にしよう

ボイストレーニングは生活の一部に組み込んでしまいましょう。

例えば、

朝起きて朝食をとるまえにエクササイズを行う

会社や学校から帰ってきたらエクササイズを行う

などです。

ボイストレーニングを生活の一部に組み込むことで、

やる気があるかないかなどのモチベーションに左右されない

その日の声の調子がわかりやすくなる

などのメリットがあると思います。

喉を育てる意識をもとう

喉を育てる、すなわち自由な発声のための筋肉を養うためにボイストレーニングをするという意識を持ちましょう。

ボイストレーニングを続けていると、今やっているエクササイズやメソッドで本当に効果があるのか分からなくなるときがあると思います。

実際に僕も

他のメソッドの方が効果があるのではないか

今のメソッドを続けていて効果がでなかったらどうしよう

などと沢山悩んできました。

しかし、この悩みはボイストレーニングの基本を再確認することで解決できました。

それは

どんなに効果がある練習法でも、喉の筋肉を養っていくのには時間がかかる

発声はいきなり完成するものではなく、徐々に完成させていくものだ

という基本中の基本です。

案外このことについて触れているサイトや書籍は少ないと僕は思っています。

時間がかかるのはコツを掴むまでに時間がかかるのだと僕は思ってしまっていました。

このような考え方では、「いくらやってもできないじゃないか!」

とモチベーションを保つことが難しくなってしまいます。

発声を徐々に完成させていくというとものすごく気の遠くなるような感じがするかもしれませんが、

実際には効果がある練習法を忠実に実践していくと、確かな成長を日々の中で感じる事ができます。

これは、今日は昨日より声がでるなあといったレベルの事ではありません。

同じ音程を発声するときの感覚が以前より楽になっている

声のひっくり返りがあきらかに小さくなってきている

声に張りが出る

声量が楽に出る

といった効果をたとえ発声が完成していなくても感じることができます。

効果を実感できることで、毎日のボイストレーニングは格段に楽しいものになっていきます。

是非皆さんにも僕と同じような感動を味わってほしいです。

まとめ

今回は地声での高音発声や、そのためのエクササイズ、ボイストレーニングをする上で大切なことをお話してきました。

ボイストレーニングは地味だけど楽しいよ!ということが伝わったらいいなと思います(笑)

今回の記事でよくわからないことや聞きたいことがありましたら、

是非コメントやメールで質問してくださいね。

しっかりとできる範囲で回答させていただきます!

今回は以上です。最後までお読みいただきありがとうございました。

 

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コメント

  1. kiretadenkyu より:

    先日から裏声ホーホー筋トレを詳しくお教えいただいているkiretadenkyuです。的確なアドバイスをいただきありがとうございます。

    声の混合、声の分離、声の融合について、一通りは読んでみたものの理解できたか怪しいので、私自身の言葉で書き表してみました。

    間違っているようならご指摘いただければ幸いです。

    ・声の混合

    制御できない地声と裏声が、まだら模様のように不規則に混ざりあってしまているイメージ。

    ・声の分離

    混合を起こした地声と裏声を、完全な地声と完全な裏声にハッキリ切り離して発声し、鍛えたい声だけを一方的に鍛えるイメージ。

    ・声の融合

    声の分離によって地声と裏声の筋力が均等になるように鍛えられて制御できるようになり、グラデーションのようにバランス良く配分された発声ができるようになるイメージ。

    1. 金子太登 金子太登 より:

      kiretadenkyuさん 返信が遅れて申し訳ありません。
      コメントを下さり、有難うございます!
      声の混合は
      低音域で純粋な裏声が発声出来ずに、地声に裏返ってしまう
      ファルセットとヘッドボイスを意図的に使い分けられない
      などの症状が挙げられます。
      よってkiretadenkyuさんの仰る通りです。
      声の分離は
      ・地声と裏声をはっきりと分けて発声する
      ・分けた二つの声を両方鍛え上げていく
      ということなので、
      地声か裏声が既に完全に鍛えあげられている方であれば
      もう一方の弱い声のみを鍛えればいい場合もありますが、
      両方の声が脆弱な場合は両方をバランスをとりながら鍛えていく必要があります。
      その点で、「一方の声だけを鍛える」とは限らないというのが僕の考えです。

      声の融合

      kiretadenkyuさんの仰る通りです。
      地声と裏声の筋力が等しくなり、声区融合が完成された状態です。
      この状態になると声をだすことに対して全くストレスを感じなくなり、
      低音も高音も、弱い声も強い声も操れるようになると考えます。

      こんなことを書いている僕も、声区融合が完璧になされているとは思っていません。
      まだまだやれることはあり、ゴールはないのかなと思います(笑)
      トレーニングを続けていくと、毎日が新たな発見です。
      kiretadenkyuさんと一緒に情報を共有できたらとても嬉しいです!

      ボイストレーニングをしていると、きっと分からない事が沢山出てくると思います。
      僕は元から自由に声をだせた人間ではないので、人より沢山悩みました。
      一人でやっていても、「あーやっぱできねー!やーめた!」ってなりがちです(笑)
      遠回りせずに声を成長させていくためにも、分からない事があれば、なんでもコメント下さればと思います。
      出来る範囲でお答えします!

  2. kiretadenkyu より:

    お忙しい中とても真摯なお返事を書いてくださり誠にありがとうございました。

    声の分離についてご指摘ありがとうございます。

    そうですね、私の書いた「鍛えたい声だけを一方的に鍛える」という表現よりは、地声も裏声も両方とも脆弱なケースもあるので「地声と裏声のバランスをとりながら鍛えていく」と表現するほうが適切ですね。「両方の声のバランスをとりながら鍛えていくことができる」ことと「問題の原因がどちらの声にあるかを特定できる」ことが声の分離のメリットだとあらためて理解しました。ありがとうございます。

    ところで、沢山のボイストレーナーさんが実演動画で解説されておられますが、金子先生は実演動画を公開するお考えは無いのでしょうか?

    物凄い人数の人が声を高くしたいと思っているので「裏声ホーホー筋トレの実演動画」や、裏声ホーホー筋トレでで鍛えられて「hiA~hiDなどの高音域が出せている実演動画」はとても需要があると思います。

    実演動画のリンクを知恵袋の回答に書けば間違いなく訪問者が増えるはずです。

    私も文章だけの説明では発声方法を勘違いして先日まで腹筋を使わずに喉に力を入れて謝ったホーホーをしてしまっていましたし、ほとんどの人が文章での説明よりも実演動画を観たいと思っていますから。

    1. 金子太登 金子太登 より:

      動画の件なのですが、なかなか手が回らず遅くなってしまうかもしれませんが、動画をアップロードすることも考慮に入れさせていただきます!
      貴重なご意見有難うございます。
      確かに実際の音声があった方が分かりやすいですよね。

      ブログの方も更新していきますので、是非これからも宜しくお願い致します。
      また、音声などを添付していただければ、簡単なアドバイスもさせて頂けるかと思いますので、よろしければご検討ください。

  3. kiretadenkyu より:

    早速お言葉に甘えて音源を添付させていただきました。

    私はnanaというサービスを使って以下のリンクに現在5本の音源をアップしております。5本とも数秒~1分未満ですので、恐縮ですが一通りお聴きいただき、少しでも私の発声状態を把握していただければ幸いです。

    https://nana-music.com/users/4159990/

    実は差し迫って最も解決したい悩みがあるのですが、私はミドルボイスやミックスボイスという以前に、地声にファルセットを織り交ぜて歌うのが苦手なのです(ファルセットのみで曲全体を歌うのも苦手です)

    ただ、アップした音源の中にもありますが、私はhiC付近のファルセットの単音ロングトーンなら出せているようなのです。

    しかし歌っている最中に、地声からいきなりファルセットに切り替えようとすると途端に喉締めで絞り出す感じになってしまい、単音ロングトーンの時のようには出せません。

    なんで単音ロングトーンなら出せるファルセットが、歌っている最中に地声から切り替えて出そうとすると出せないのか、悩んでいます。

    私の推測では、単音ロングトーンなら喉が脱力しやすいから出せるが、歌っている最中は喉に力が入ってしまっているからか出せないのか、と考え始めていますが、金子先生はどうお考えになりますか?

    ファルセットというものは曲の中で地声と織り交ぜて歌う時にも、やはり裏声筋トレホーホーの時と同じく喉には一切力をいれずお腹を使う感じで発声するのでしょうか?

    現在は歌いたい曲の音域を全て地声だけでカバーして歌っているので、歌える曲のレパートリーが非常に限られてしまっています。

    地声から綺麗にファルセットに繋げられるようになれば、現在よりカバーできる音域がぐ~んと広がり歌える曲のレパートリーを一気に増やすことができるので、これは最優先で解決したい問題だと考えております。

    地声からファルセットに綺麗に繋げて歌ったり、ファルセット単体で歌ったりする時の、力を入れる場所や気を付けるべき感覚など、金子先生のお考えをお聞かせいただければ大変助かります。

    どうかアドバイスのほど何卒よろしくお願い申し上げます。

    1. 金子太登 より:

      動画の添付ありがとうございます。
      音源の方を聴かせて頂きましたが、

      1.純粋なファルセットを発声しようとしても、何か詰まってしまったように出し辛い

      2.地声は音源の音域内では目立つ力みはないものの、まだ鍛えられる余地がある

      といった印象です。

      1に関してはファルセットを綺麗に発声するいつものエクササイズでいいと考えますが、なるべく息を多めに吐くことを意識しながらエクササイズを行ってみてください。

      小声で練習しないことも重要です。

      2.息をしっかり止めた状態から「ア」や「エ」で発声する練習を1のエクササイズとバランスをとりながら行ってみてください。
      独学で練習をしていくとなるとかなり難しい部分ではありますが、常にkiretadenkyuさんの声を録音していただいて客観的に聴いて分析をし、耳を養っていくことが重要になります。

      ・地声からファルセットに綺麗につなぐ

      やはりこれはある程度声の融合が進んだ状態でないと難しい問題になってきます。
      脆弱な地声と裏声を行き来しても、ボイトレとしての効果はあまり期待できません。
      もちろんある程度融合が進んだ段階では地声と裏声はスムーズに行き来することができるので、まずは基礎的なエクササイズを行うことから始めたほうがいいとら考えます。

      ・歌の中で地声と裏声を使い分ける

      歌で地声から裏声に切り替えようとすると喉締めのような状態になってしまうということですが、

      a.地声のトップノートでいきなり裏声に切り替えようとしている

      b.歌を歌っている最中の呼気圧が高いため、地声と裏声の筋力バランスが著しく崩れ、適切な筋肉ではなく、他の筋肉や呼気圧で裏声の声量を確保しようとしている

      c.地声から裏声に切り替える際に、地声の発声の感覚をひきずったまま裏声を発声しようとするため、上手く裏声を発声することができない(神経伝達がうまく行われていない)

      などの原因が考えられます。
      心当たりがあれば、そこを適切なエクササイズで改善していく必要があります。

      a.は対処療法的なものになってしまいますが、地声のトップノートの手前(すなわち余裕をもって発声できる地声の音域)
      で裏声に切り替えてあげることが現時点での解決策となります。

      b.これは僕のブログでご紹介しているエクササイズなどを通して根本的な発声の質を時間をかけて高めていく必要があります。
      (声の分離、声の強化、融合)

      c.この問題もb.の解決策と同様に時間をかけてエクササイズをしていく中で、「裏声の感覚」と「地声の感覚」を体に覚えこませていく必要があります。
      特に声の分離の訓練が必須となるので集中的にエクササイズを行ってみてください。

      エクササイズでできる発声が歌のなかでできないということがよくあるため、その問題に特化したエクササイズもありますが、それはまだ少しばかり早いかなというのが正直なところです。

      結局すぐに実践できるという意味ではaの解決策のみになってしまいましたね。申し訳ありません。
      練習頑張ってくださいね!

  4. kiretadenkyu より:

    早々にご回答いただきまして誠にありがとうございます。

    率直かつ詳細にアドバイスいただき感謝申し上げます。

    根本的な解決には地声と裏声、バランスを取りながら両方の声を鍛えていく必要があるということですね。

    私はボイトレを習ったことが無く、先月からやり始めた裏声ホーホーが生まれて初めてのボイトレ自己練習で、発声の知識を持った方に私の声の感想をお聴きできたのも初めてですので、非常に貴重なアドバイスをいただくことができたと思っております。

    いただいたアドバイスは流し読みなどせず、じっくり何度も読み返して実際に役立てます。

    まずは裏声ホーホー筋トレを、なるべく息を多めに吐く、小声で練習しない、この条件で継続してみますね。

    ホント、こんなに詳細にアドバイスしてくださって感謝の気持ちしかございません。取り急ぎお礼のコメントをさせていただきました。

    真摯なご対応に心よりお礼を申し上げます。

  5. 金子太登 より:

    いえいえ^ ^
    練習頑張ってください!

  6. kiretadenkyu より:

    本日は朝早くからアドバイスをいただき誠にありがとうございました。

    少し話が変わるのですが、私はスピッツベルゲン(スピッツのファンクラブ)会員で、スピッツのライブに遠方まで足を運ぶ、生粋のスピッツファンです。

    スピッツ草野さんの何となくハスキーで息漏れのある低音と良く通る心地良い高音が私は好きです。

    昨年のツアーにも参加したし、今年の夏の野外ライブにも参加します。ちなみに私の知恵袋プロフィール画像はスピッツのタオルの上にスピッツの缶バッチを置いた写真です(汗

    ライブで思い出したのですが、ロックやメタルのライブの最中に、会場内を煽るような時に発声する「ホォーッ!」という感じのヘッドボイス?がありますよね。マイケル・ジャクソンが「ポーッ!」と甲高い音色の奇声?を上げていたようなやつです。

    これらの発声方法は、裏声ホーホー筋トレの「喉には一切力を入れずお腹を使って強い呼気圧で勢い良くホー!と発声するやり方」とほぼ同じなのでしょうか?

    ライブ等でたまに聴くこれらの発声の音色が、裏声ホーホー筋トレの音色とよく似ているように私は感じるのでお尋ねしてみました。もし裏声ホーホー筋トレの発声方法と異なるのなら、発声方法にどのような違いがあるのかお聴きできれば勉強になります。

    また、よくあるごく一般的な感想なのですが、日本のアーティストより海外アーティストのほうが圧倒的にポテンシャルが高い感じで上手く聴こえる原因を文章で説明するとしたら、どのように説明されますか?

    1. 金子太登 より:

      コメントありがとうございます!
      裏声ホーホーほど沢山息を流していません。
      ヘッドボイスはファルセットより大分少ない息で発声することができるため、ホーホーよりは腹圧がかかりません。

      海外のアーティストさんが日本のアーティストさんより上手な事が多いのは
      言語の差とデビューをするまでのレッスンの差であると僕は考えています。
      あくまでこれは僕個人の意見です。
      例えば英語話者の場合、言語の特性上ヘッドボイスを最初から身につけていることが多い・若しくは身につけやすいため、まず日本人ほど音域の面では苦労しないことが多いのではないでしょうか。
      これは憶測でしかないのですが、韓国語にも共通点があるように思います。

      なので、海外で主流とされているボイトレメソッドを日本人が真似をしてもうまくいかないこともあります。
      もともとの発声の筋肉のバランスが違うので。

      スピッツの草野さんの高音聴いていて心地いいですよね!
      近づきたいのであれば、やっぱりミックスボイスは必須ですよね!笑

  7. kiretadenkyu より:

    知らないことが多く大変参考になりました!

    なるほど、私も高めのヘッドボイスの音色を出そうとすると、ファルセットの時よりも唇をすぼめたり無意識に喉で息の量を調整している感覚があります。

    ライブ会場やカラオケで私もいつか「ホォーッ!」と突き付けるようなヘッドボイスを発声して周りを驚かせたいのでこちらも練習します(笑)

    海外には言語の特性で表情筋などのバランスが日本人より音楽向きの人が多い地域がある、みたいな感じなのですね。

    すみません、立て続けになりますが質問したいことが2点ほど発生しました。

    1.今、裏声ホーホー筋トレの最中なのですが、10割の呼気圧(全力)でホーホーすると、声が割れてエッジボイスのようなブツブツした雑音が混ざります。

    私の素人考えですが、これは閉鎖筋の強さに対して呼気圧が強すぎるので、声帯粘膜がエッジボイスのように振動してしまっている状態ではないかと自分なりに推測しています。

    この推測の根拠として、呼気圧を少し弱めて8割くらいの呼気圧でホーホーすると、声も割れなくなりエッジボイスも無くなり純粋なホーホーの音色に近づきます。

    以上に対しての方針ですが、あくまで高音発声のために輪状甲状筋を鍛えることが目的なら、以下の中のどの方針で裏声ホーホー筋トレをやるべきでしょうか?

    A.声が割れてエッジボイスが混ざっても全力の呼気圧でホーホーする。
    B.声が割れずにエッジボイスも混ざらなくなる8割程度の呼気圧でホーホーする。
    C.全力の呼気圧にも負けないほどに閉鎖筋を鍛える。
    D.その他。

    2.10割の呼気圧(全力)でなるべく息を多めに吐く裏声ホーホー筋トレにも、息を吐くスピードのちょっとした違いで、1~2秒で全ての息を吐き切る時もあれば、全ての息を吐き切るまでに7~8秒かかるロングトーンになる時もあります。高音発声のために輪状甲状筋を鍛えることが目的なら息を吐くスピードはどちらが望ましいですか?

    いつもありがとうございます。

    1. 金子太登 より:

      エッジボイスがならない呼気圧でファルセットをだし、徐々に鍛えられてきたら呼気圧をかけてあげていくとよいと思います!
      cの閉鎖筋(といってもいろいろあるのですが)
      をがっつり鍛えるのは逆効果なので今はやめておいた方がいいかとおもいます。

      1.2秒で息が足りなくなる方が正しいのでそちらでエクササイズを行ってみてください!
      7〜8秒持つ場合は地声系の筋肉がはいりこんでしまっているので、トレーニングとしての効果はなくなってしまいますので注意してください!

  8. kiretadenkyu より:

    了解しました!

    声割れやエッジボイスが発生しない8割程度の呼気圧で始めて、全力の呼気圧でも声割れやエッジボイスが発生しなくなることを目指します。

    閉鎖筋の訓練は特にせず、ホーホーの息のスピードに気を付けて1~2秒で吐き切る勢いで練習しますね。

    お忙しいところ的確なご指南ありがとうございます。

    1. 金子太登 より:

      こちらこそ、いつもコメントを下さり、ありがとうございます。
      輪状向状筋のエクササイズは半年から1年くらい続けていると、とても効果を実感できると思います。
      常に、フォームなどを鏡などで確認しながら行ってみてください!
      また、わからない事や疑問に思ったこと・レッスンのこと(笑)などなんでもコメントを受け付けていますので、宜しくお願い致します!

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