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声帯と仮声帯を分離しよう

こんにちは、ボイストレーナーの金子です。

今回は、特にミックスボイスの習得に直結するトレーニング方法を解説します。

いつも通り音声もあるので、解説を読みながら実際に声を出してみてください。

 

声帯をスムーズに動かす”仮声帯外し”

※仮声帯(かせいたい)が分からない方は、この記事を読む前にこちらで仮声帯を簡単に理解しておいてください。

 

結論から言うと、今回は仮声帯を声帯から離していきます。

理由はシンプル。

高音を開発していくときに、仮声帯が邪魔だからです。

 

ミックスボイスもそうですけど、高音を開発していくときは声帯を上手に使わないといけません。

でも仮声帯が声帯にバチバチぶつかってきたら、声帯はスムーズに動かせないですよね。

 

声帯の立場からしたら、「仮声帯、君は邪魔だよ!」

という話です。笑

 

だから、仮声帯が声帯の動きを邪魔をしないように、

仮声帯を声帯から離すのです。

 

そうすれば、声帯は何にも邪魔されないでスムーズに動かすことができるし、

当然ミックスボイスも習得しやすくなるというわけですね。

 

仮声帯を声帯から離すトレーニング

仮声帯と声帯を分離するためにやって欲しいのが、

ハミングでニッコリ笑顔です。

 

笑顔を作って口角を上げると、生理的(強制的に)仮声帯を離すことができるので、

気持ち悪いくらいニヤニヤしていきましょう。笑

 

そしてこのとき、息が漏れないように注意してください。ここはかなり重要です。

 

というのも、

息が漏れること=”声帯が離れること”です。

 

そして声帯が離れると、その声帯の役割を補おうとして

仮声帯が介入して声帯を邪魔してくるんですよ。

 

せっかく仮声帯を離そうとしているのに、

仮声帯が割り込んできたらトレーニングの意味がなくなりますよね。

 

だからしつこいけれど、もう一度言います。

息は絶対に漏らさないでください。

 

具体的には、息を止める意識でハミングしていきましょう。息を漏らしづらくなるのでおすすめです。

 

【参考音源:仮声帯と声帯の分離】

 

サイレンみたいにハミングをして、高音まで声をスライドさせていきます。

地声をうすーく高音まで引き伸ばしていくイメージでやってみてください。

 

バリバリした仮声帯のノイズが入らないで声が繋がれば成功です。

それでは、ありがとうございました。