こんにちは、ボイストレーナーの金子太登です。^^
今回は、独学で死ぬほど勉強を重ねてきて、爆死した経験がある金子が
その失敗から学んだことを丁寧に解説します。
この講座をご覧いただければ、基本的に独学でボイストレーニングをする際のポイントはわかりますよ。
【独学時代と生徒時代に買い込んだボイトレ本たちの一部(笑)】
POINT① ボイトレ本の選択
独学でボイストレーニングをやっている方であれば、何かしらのメソッドや本を元に独学していると思いますので、
それを前提にお話しします。
※もしまだ持っていない場合は、あなたに合いそうな本なり教材なりを、とりあえず最低一冊は手に入れておいてください。
基準となるノウハウがなくて、さらに独学というのは、さすがに無茶でございます笑
一回数千円・数万円ケチって何年も棒に振るのはもったいないです。
正直どの本も一長一短なので、あなたに合いそうなモノを選んでください。
ここでは僕が今まで大量に買ってきた教材の中で、個人的に役に立ったもののみご紹介しておきます。
これらの本ではなくてもいいですが、ボイトレは情報が命ですから、
あなたの軸となるノウハウは手にしておきましょう。
POINT② ボイトレ本の注意点は必読!
ボイトレ本の注意点は死ぬほど読み込んでください!
例えば僕のメール講座でもお伝えした内容ですが、息が漏れた裏声の発声方法であれば、
・2〜3秒以上息が続かない
・B3〜B4までの音域で練習する
などのトレーニングの注意点があったと思います。
こういった細かくて面倒な注意点をしっかりと守ることが独学では何よりも大切です。
なぜなら、判断できる人はあなただけだからです。
トレーナーについていれば、あなたが間違ってトレーニングのやり方を示してくれますが、
独学ではそうもいきません。
それなのに、適当にトレーニングしてしまっては正しい方向に喉を開発するのは無理です。
(断言できます)
ですので、これから独学する場合なんかは、最初から注意点が詳しい本に触れていくと効率がいいですね。
逆に、注意点が少なかったり失敗例が少ない本や教材で得られるものはないので、ご注意ください。
POINT③ ボーカルトレーニングとボイストレーニング
あなたは「ボーカルトレーニング」と「ボイストレーニング」の違いを知っていますか?
ボーカルトレーニング→ 表現力等を高めるためのトレーニング
ボイストレーニング→ 発声そのものを高めるためのトレーニング
簡単にいってしまえば、あなたの街にあるボイトレのスクールはほとんど「ボーカルトレーニング」をメインに指導していると思うので、
とてもイメージしやすいと思いますよ^^
「なんか一曲歌ってみようか。^^」
「ここでビブラートかけたらもっといいね!」
みたいないわゆる普通の一般的なボーカルレッスンです。ボイトレといったらこれをイメージする場合がほとんどですよね^^
それに対してボイストレーニングというのは、発声そのものを改善することです。
例えば、
・地声らしい声で高い声が出ない
・声量が出ない
・声がすぐに枯れてしまう
発声を改善していくことによって、こういった悩みを解決することがボイストレーニングです。
もしあなたが「ある程度音域も広いし、歌える曲もたくさんある。だけどその上でもっと表現力を磨いていきたい」
というのであれば、迷わず”ボーカルトレーニング”を取り入れるべきです。
しかし、
・高音が苦しい
・中高音で声がふらつく
・ミックスボイスを習得できていない
このような状態でしたら、ボーカルトレーニングの前にボイストレーニングに取り組むべきです。
そうしないと、昔の僕のようにいつまでたってもまずまともに歌うことすらできません。。
ボーカルトレーナー
「ここをもっと優しく出してみて!」
金子
「まずその音程に届きません^^絶対ムリ。^^」
ということが本当に起きていましたからねw
昨今の楽曲は、非常にキーも高いですし、そもそも歌うことができなければ表現どころのお話ではないですよね。(汗
ですので、今発声で悩んでいる方は、今自分が取り組んでいる練習が
喉そのものを開発していく「ボイストレーニング」なのか、
表現力を高めるための「ボーカルトレーニング」なのかをもう一度確認してくださいね^^
POINT④ 録音しないと死にます!!
録音必須です!絶対録音してください!笑
これは、トレーナーに習っていても、そうでなくても超必須事項ですw
これはPOINT①でもお話ししましたが、
基本的には、自分の声は自分で判断しなければいけないわけです。
その時に、あなたが思っている声と、録音したあなたの声は”全く”違います。
全くです笑
例えば、息を漏らした状態で発声できていると思っていても、
実際に録音した音声を聴くと、強い声になってしまっているなんてことはザラにあります。
POINT➄ 根拠のあるトレーニング
頭に響かせよう 鼻に響かせよう! こういったトレーニングでうまくいく方はそれでいいのですが、
中々うまくかない方は「なぜそのトレーニングを行うのか」が明確になっているトレーニングを実践しているのかを
もう一度確かめてください。
感覚も大事ですが、感覚だけに頼り切ったトレーニングは非常に危険です。必ず理論に基づいたトレーニングを着実に
実践していくようにしましょう!
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