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こんにちは。ボイストレーナーの金子太登です。
このサイトをご覧になっている方の中にも、
独学でボイストレーニングを頑張っていらっしゃる方も多いと思います。
そこで今回は独学でボイストレーニングをするときに必ず注意したほうがいいですよ!
というところにフォーカスしていきたいと思います。
目次
声の状態をいつも確かめよう
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独学でボイストレーニングをする場合は、声の状態をつねに確かめるようにしましょう。
やみくもにトレーニングをしても効果がでない事が多いです。
僕もそうでした。
ボイストレーナーがいないなら、
自分に何が足りないのかを常に考えてトレーニングしていく必要があります。
ボイストレーニングで一番大事なことは、
今の自分の声の状態を把握しておくことです。
基本は地声と裏声のバランス
では、声の状態って具体的には何を確かめればいいの?ということですが、
基本的には地声と裏声の筋肉のバランスを確かめることです。
本当はもっと細かいところも気にしなければいけないのですが、
何事もまずは基本です。
地声と裏声がきれいに同程度のバランスで発声できることを目標に、
練習をしていく事がとても大切です。
声の状態を確かめる耳を養うこと
声の状態を確かめるための耳を養うことは、
独学でボイストレーニングをする上でとても大切なことです。
今発声している声は
地声なのか裏声なのか
裏声のなかでもファルセットなのか息漏れのない裏声なのか
発声している声に力みがないか
などたくさんのことを集中して自分の声を聴くことで、
ボイストレーニングに必要な耳は養われていくと思います。
自分の声を聴くときには必ず録音をするようにしてくださいね。
自分がうまく発声できたと思っていたとしても、
録音したものを聴いてみると全然違うものに聴こえることは多々あります。
スマートフォンの録音機能を利用してもいいですし、ボイスレコーダーを利用しても構いません。
とにかく客観的に自分の声を聴くことが大切です。
声の分離に力をいれよう
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独学でボイストレーニングをしている方は特に声の分離に力をいれましょう!
声の分離と聞いてこのページを閉じないでくださいね(笑)
声を分離できることはボイストレーニングをしていくうえでとても重要なことの一つなんです!
声の融合と混合は違う
勘違いしやすいのですが、声の融合と混合は全く違うものです!
声の融合とは、
低音から高音まできれいに発声することができるミックスボイスが完全に完成された状態のこと
一方で、声の混合とは、
- ファルセットと息漏れのない裏声を使い分けることができない
- 低音域で純粋なファルセットを発声する事ができない
などの意図した声をうまく使い分けられない状態のことをいいます。
ボイストレーニングをしているが、成長を実感できないという方はたいてい声の分離をすることができていません。
声の分離が大切な理由
声の分離が大切な理由は
1.声の鍛えたい筋肉を効率よく鍛えるため
2.発声の調子が悪くなった時の原因を突き止めるため
です。
1番は
たとえば息漏れのない裏声とファルセットが混合してしまっているAさんがいるとします。
ファルセットボイスで鍛えられる筋肉を鍛えようとしますが、
息漏れのない裏声になってしまっています。
いきもれのない裏声では地声の筋肉も働いている状態になっています。
これではファルセットボイスで鍛えられる筋肉を集中して鍛えることは、
むずかしくなってしまいますよね。
2番は
発声の調子が狂ってしまった場合に声の分離をすることで、
どこに原因があるのかを確かめることができます。
原因が分かればそれに対する対策もできます。
しかし、声の分離が出来ない混合状態では、
どこに原因があるのかを特定することはできません。
声の融合の前に声の分離の練習を
声の分離ができないうちに、声の融合のプロセスに進もうとするのは絶対にやめて下さい!
声の融合を遅らせるだけではなく、
発声が悪い方向にすすむ可能性も高くなってしまいます。
きちんと声の分離をする練習を積んでから声の融合の練習にはいりましょう。
具体的には
- 地声と裏声を分けてきれいに発声する練習
- 息漏れのない裏声とファルセットを分けてきれいに発声する練習
- 低音域でのファルセットを発声する練習
は最低でも必要な訓練です。
このエクササイズは僕の記事の弱々しい小声ミックスボイスからミックスボイスに移行する方法に詳しく書かれていますので、
興味がある方は是非参考にしてみて下さいね!
まとめ
今回の記事では、独学でボイストレーニングをするときの注意点をお話しました。
どの内容も簡単には上手くいかないことかもしれません。
しかし、注意深く自分の声に耳を傾け、自分に何が足りないのかを見極めることが出来れば
きっとボイストレーニングは声を飛躍的に成長させてくれるものになります。
分からない事があればコメント欄にコメントしてくださいね。
答えられる範囲でお答えします!今回は以上です。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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最後までご覧いただいて、本当にありがとうございました。
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