こんにちは、ボイストレーナーの金子太登です。
いきなりですが、声量を鍛えるというとどんなトレーニングを思い浮かべますか??
腹筋を鍛えてみたり、
腹式呼吸を一生懸命練習してみたり…
このようなトレーニング方法を思い浮かべる方が多いと思います。
それも当然で、
日本ではこんな根拠のないトレーニング方法が、未だに当たり前かのように指導されているからです。
僕自身も、声量が出なくて悩んでいたときに、
「腹筋が足りないんだ!!」と当時の先生に言われてしまい、
毎日100回ほどの腹筋を1年ほど続けましたが、全く声量が出ることはありませんでした笑
声量は、根性論ではありません。しっかりと技術で響く声を作っていく必要があるのです。
ここでは根性論ではなく、確実に声量を出せるようにしていく科学的根拠に基づいたボイストレーニングを公開します。
喉を上げよう
喉は上下に動かすことができます。
そしてその喉を上にあげることで、喉の中に入っている
声を出すための振動する2枚のベンである「声帯」がくっつきやすくなります。
(喉をあげる → 喉の中に入っている声帯がしっかりとくっつくようになるという身体の仕組みがある)
このようにして、
声帯がしっかりとくっついてお仕事をするようになれば、必然的に声の大きさも大きくなるということです。
やみくもに腹筋を鍛えるなどしなくても、このように声を出すための構造をしっかりと理解しておけば、
ピンポイントで効率よく声量を強化していくことができるのです。
では、早速喉を上げてみましょう。
【参考音源:喉を上げよう】
薄っぺらい変な声「イ」で喉を上げましょう。
「イ」は最も喉を効率よく上げやすい母音なので、しっかりと口を横に「イ」と開くのが大切なのです。
音域は、出しやすい音域でOKです。目安としては、最高音はE4(真ん中のミ)まででOKです。
おかしな声ですし、「本当に効果あるの?」と思うかもしれませんが、
騙されたと思って1ヶ月やってみてください。
声は間違いなく激変しますし、
力を入れなくても、遠くまでよく響く声量のある声になっているでしょう。
もちろん、歌う時はこの変な声じゃなくてOKです。普通に歌ってください。
普通に歌うだけで、この変な声のトレーニングの効果を実感できるようになっていますよ。
まとめ
今回は声量をあげるための科学的根拠に基づいたトレーニング方法をご紹介しました。
おかしな声ですし、「本当に効果あるの?」と思うかもしれませんが、
騙されたと思って1ヶ月やってみてください。
声は間違いなく激変しますし、
力を入れなくても、遠くまでよく響く声量のある声になっているでしょう。
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