こんにちは。ボイストレーナーの金子太登です。
今回は声帯を鍛えるのではなく、声帯周りにいくつも存在している
筋肉を鍛えよう!といったお話をしていきます。
「筋トレをするように声帯を鍛えることはできないのかな…?
どうしたら声帯は鍛えられるの?」
そんな疑問に答えます。
※ボイストレーナーの金子の歌声です。当記事を参考にするかどうかの判断基準としてください。
(音源の最高音は、A4(hiA、高いラの音)です。
目次
1.声帯自体を鍛えることはできません
声帯自体を鍛えることはできません。
なぜなら、声帯は粘膜でつくられているので、そもそも筋肉ではないからです。
身体を鍛えるときのように叫べば鍛えられるといったことは100%ありえませんので
注意しましょう。
実際、叫び続けた結果として声帯結節・ポリープなどの音声障害になることもあります。
充分気を付けましょう。
2.声帯周りの筋肉を鍛えよう
声帯周りの筋肉を鍛えましょう。
声帯周りの筋肉をしっかりと鍛えてあげることは
・高い声を出しやすくなる
・低い声を出しやすくなる
・ミックスボイスをつくるための材料が揃う
・声が枯れにくくなる
・ビブラートやこぶし、フェイクなどの装飾技法がやりやすくなる
などの様々なメリットを生み出すからです。
実際、僕の生徒さんでも
裏声系の筋肉群をしっかりと動かしてあげるツールを2カ月ほど
集中的に取り入れただけで、地声発声と裏声発声の境目がほぼ
なくなった事例もありました。
声帯自体は鍛えられないので、声帯周りの筋肉を中心に鍛えていくようにしましょう。
3.筋肉の種類を簡単に理解しよう
筋肉の種類を簡単に理解してしまいましょう。
筋肉を発達させるトレーニングを行っていく際に、
大きな助けになるからですね。
3-1内喉頭筋
内喉頭筋について説明します。
まず、内喉頭筋とは
あなたの声帯をしまってくれている喉頭の中に整備されている
筋肉たちのことです。
図は上から声帯を見た形となります。
【図解:内喉頭筋】
なんじゃこりゃ?と思ったあなたは安心してくださいね!
この筋肉群のうち、超重要な筋肉をメインに取り扱っていきます。
①輪状甲状筋(前筋)
輪状甲状筋とは、声帯をピンと引っ張る役割をする筋肉です。
裏声を発声しているときにメインとして働く筋肉でして
声帯の引っ張る加減の調整が音程の調整直結することから
音痴を改善するためにも重要な筋肉と言われています。
②声帯筋(内甲状披裂筋)
声帯筋=内甲状披裂筋は声帯の緊張を強める役割をする筋肉です。
地声を発声しているときにメインとして働く筋肉です。
4.筋肉を鍛えるだけでなく、総合的な調整を意識しよう
筋肉を鍛えることだけに特化するのではなく、総合的な発声の調整を意識して
練習するようにしましょう。
ボイストレーニングは筋肉を鍛えて強化するだけではなく
鍛られた筋肉群などをいかにうまく使うかという神経支配のトレーニングの割合が
占める割合も多いからです。
実際、地声系の筋肉群・裏声系の筋肉群共にバッチリと鍛えられているのにも
関らず、ミックスボイスを発声できないというようなことは普通に起こりうることです。
これは、筋肉トレーニングだけが全てではないことを示していますよね。
何か1つのものにとらわれることなく、
総合的に正しいトレーニングを積んでいくことをおススメします。
必見:本気でミックスボイスの習得を目指すあなたへ
本気でミックスボイスの習得を目指すあなたのための無料メール講座「SBMでミックスボイスを習得する方法」
を開講しております。
ご参加いただいた方には、期間限定特典として有料級ボイストレーニング動画教材「SBM Regular」を”無料で”プレゼント
させていただきます。
・綺麗なミックスボイスを身に付けたい
・長時間歌っても枯れない声が欲しい
・パワフルな歌声を手に入れたい
1つでも当てはまるあなたは、ぜひお気軽に無料メール講座にご参加いただければと思います^^
最後までご覧いただき、本当にありがとうございました。
コメントを残す