こんにちは。ボイストレーナーの金子太登です。
あなたはこのようなことで悩んでいませんか?
声が高くて笑われる・・・
鼻声で幼い声に聴こえる・・・
声がこもって相手に声が届かない・・・
僕は今でこそ、ボイストレーナーとしてお仕事をさせていただいていますが、
自分の話し声が鼻声であることに深く悩んできました。
また、自分の声を録音して聴くとより一層気持ち悪い声に聴こえて、人と話すことが嫌になっていました。
しかし、理論に基づいたボイストレーニングを実践することで、発声が劇的に改善され、
今では多くのクライアント様に指導をする立場になる程、自信を持って人と話すことができるようになりました。
そこで、今回はあなたの声を劇的に改善させ、自身を持って人と話せるようになるボイストレーニングを徹底解説します。
症状別に丁寧に解説しておりますので、ぜひ最後までご覧ください。
(※実際に、発声を変えるだけで、ここまで印象が変わります。音程・話し方・話すスピードはどちらもほぼ全
く変わりません。当記事を参考にするかどうかの判断基準としてください。)
【参考音源:悪い発声】
【参考音源:改善した発声】
※分かりやすくするため、どちらも極端な実演となります。ご了承ください。
目次
1. 声の高さで悩んでいるあなたへ
声の高さ(低さ)で悩んでいるあなたが行うべきトレーニングをご紹介します。
ぜひ、今日から練習に取り入れてみてくださいね。
1−1.声が高い(子供っぽい)ことで悩んでいるあなたへ
声自体が高い声ことで悩んでいるあなたの場合、解決法は下記2つです。
解決法①:低音を発声できるようになるトレーニングを実践する
一番基本的な解決法です。理論上、発声できる限界の低音は人によって決まっているのですが、
まだその能力を使いきれていない方が大半です。
だからこそ、適切なトレーニングをすることで、あなたの声は確実に低音を響かせられるようになっていきます。
解決法②:太い声を発声できるようになるトレーニングを実践する
太い声を発声できるようになることで、声を低く聴こえさせることができるようになります。
「ちょっとよくわからない・・・」と思いますよね笑
下記の2つの音声を聞き比べていただきたいのです。
【参考音源①:普通に発声した例】
【参考音源②:声に太さを加えた例】
・・・いかがですか? もちろんこの2つの音声は、”同じ音程”で発声しています。
それにも関わらず、参考音源②の方が声が低く聴こえませんでしたか?
(※大げさに実演しているのはご了承ください)
このように、声を低くすることなく、低く聴かせることも可能なのですね。
では、早速「声を低く聴かせる」トレーニングを実践してみましょう。
【参考音源:「オ」母音トレーニング】
1−2.声が低いことで悩んでいるあなたへ
声が低いことで悩んでいるあなたの場合、裏声のトレーニングを取り入れることがおすすめです。
なぜなら、裏声の筋肉を鍛えることは、結果的に高い声を発声するための筋肉を鍛えることと同じだからです。
【参考音源:息漏れの裏声トレーニング】
参考音源の真似をして、息を漏らした裏声を「フー!」と発声してみてください。
2.声が小さいことで悩んでいるあなたへ
小さい声を解決するためのノウハウをご提供します。
即効性のあるトレーニングですので、ぜひ試してみてくださいね。
【参考音源:「イ」母音トレーニング】
また、トレーニングを実践するときは、下記のポイントに注意してみてください。
トレーニングの効果が上がります。
POINT① 音域は”E4(真ん中のミの音)まで”で実践する
トレーニングをするときは、音域はE4(真ん中のミ)を最高音に設定してトレーニングをしましょう。
なぜなら、声の小ささを解消する地声の筋肉を100%働かせることができるのは、E4までだからです。
それ以上は、どんな張り上げでも地声らしくあったとしても、地声の筋肉と同時に裏声の筋肉も同時に働いてしまいます。
そうなれば、地声だけでなく、裏声にもトレーニングの負荷が逃げてしまいますよね。トレーニングの効率が落ちてしまうのです。
しっかりと音域には意識してトレーニングをされてみてください。
POINT② 母音を変化させない
無意識のうちに、母音を変化させないようにしましょう。
理由はシンプルで、母音を変化させると、それにつられて喉(喉頭)が下がってしまうからです。
実は母音「イ→エ→ア→オ→ウ」の順番で喉頭の位置が下がっていくことが分かっています。
ですので、「イ」以外はどの母音に変化させても喉頭が下がってしまうのです。
喉頭が下がってしまっては、このトレーニングで狙った筋肉を鍛えることはできなくなってしまいます。
気をつけましょう。
POINT③ 声量を落とさない
声量を落とさないようにしましょう。
声量を落とすことで、自動的に裏声の筋肉が働き出してしまいます。
声を大きくする→地声の筋肉が優勢に働く
声を小さくする→裏声の筋肉が優勢に働く
上記のことが分かっており、したがって声量を落としてしまうと、自然と裏声にもトレーニングの負荷を逃してしまうことにつながるのですね。
十分注意しましょう。
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