こんにちは、ボイストレーナーの金子太登です。
今回は、ボイストレーニングとボーカルトレーニングの違いについてお話します。
この2つのトレーニングは言葉こぞ似ていますが、やることは全く違うのでぜひ違いを理解しておきましょう。
ちなみにスクールを選ぶ時も、この2つを理解できていないと過去の僕のように大変な目にあいますので
ぜひ最後までご覧くださいね笑
ボイストレーニングとボーカルトレーニングの違い
さっそくボイストレーニングとボーカルトレーニングの違いになのですが、
結論から言っちゃうと、
ボイストレーニング → 声の出し方を向上させることが目的
ボーカルトレーニング → 曲の歌い方を学ぶのが目的
です。
一つずつみていきましょう。
ボイストレーニング
ボイストレーニングは、声の出し方を向上させていくトレーニングです。
例えば、
高い声をしっかりと出せるようにする
声量を出せるようにする
ビブラートをかけられるようにする
フェイクをかけられるようにする
などなど、声の出し方に関するトレーニングは、全部ボイストレーニングに分類されます。
ボーカルトレーニング
続いて、ボーカルトレーニングは、歌の歌い方を学ぶトレーニングです。
例えば、
「ここは大きな声で歌って〜ここは小さな声でメリハリつけようか〜!」
「さあ、ここでビブラートかけて〜」
みたいな曲の歌い方や表現力を身につけるトレーニングですね。
いわゆる街の普通の大手のスクールや教室はこちらのボーカルトレーニングを得意としていることが多いです。
ただし、歌の歌い方に特化しているので、ボーカルトレーニングでは声の出し方は学ぶことはありません。
どっちをやればいいの?
ボイストレーニングとボーカルトレーニング、どっちをやればいいの?
という質問をたくさんいただきます。
この答えは、その方の状況によるというのが本音ですね。
例えば、
高い声が満足に出ない、
高い声が弱い
ビブラートがかけられない
声量が出ない
すぐに声が枯れる
などの悩みを持っているのに、ボーカルトレーニングで歌の歌い方を練習をしても意味はないですよね汗
僕も実際に、いろいろなスクールに通っていましたが、
先生「はい、ここで地声の高い声を出してみようか!」
僕「え、いや、、地声で高音が出ません\(^o^)/」
先生「…(困惑)」
みたいなやりとりは死ぬほど繰り返したので、その痛みは分かっているつもりです。笑
また、真面目な話、僕は発声(声の出し方)が固まっていない状態でボーカルトレーニングで歌の練習をやり込んだ結果、
喉を壊してしまいました。
ですので、過去の僕のようにそもそも自由に声が出ない方は、まずボイストレーニングできっちりと声の出し方を学んで、声が自由に出るようになってから
ボーカルトレーニングをすべきです。
逆に、「もう声の出し方は完璧!あとはどんどん実際の曲を歌いこんでいきたい!」
という方は、積極的にボーカルトレーニングで表現力を高めていくべきです。
ボーカルトレーニングの場合は、普通のボイトレスクールを探せばまず問題なくボーカルトレーニングを受けることはできますが、
あとは先生やスクールとの相性ですね。
優秀な先生に当たると、涙が出るほど効果が出ますが、逆は、、ご想像にお任せします笑
ボイストレーニングの場合は、そもそもきちんと教えられるトレーナーがほとんどいないので、(スクールでも普通に習えるのですが、ボーカルトレーニングのおまけ程度に教えられてしまう)ので、
スクール単位ではなく、相性のいい優秀な先生を一人一人地道に探していくことになります。
どちらも素晴らしいトレーニングなので、
あなたにあったトレーニングから始めるようにしてくださいね^^
また、公式LINEでは
高い声を楽に出す方法(ミックスボイス)
パワフルな声量
美しいビブラート
キレのあるフェイクなど、
理想通りに歌えるようになるための方法論を動画解説しています。
興味のある方はぜひ覗いてみてくださいね^^
最後までご覧いただいてありがとうございました。
コメントを残す