喉仏を下げる練習の本当の理由をボイストレーナーが解説!

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(※この記事は2018年11月10日に更新されています。)

こんにちは。ボイストレーナーの金子太登です。

「あなたは喉仏をさげる練習の本当の理由を知っていますか?」

ボイストレーニングは1つ1つのトレーニングの目的を知ったうえで

行わないと危険です!

ということで、今回は喉仏を下げる練習の本当の理由を説明していきます。

※当スクール繋声~mastering mixedvoice~は

学校教師・塾講師・セミプロ歌手・プロ歌手・ビジネスマン

など声を使う様々な方にご愛顧いただいております。

記事の信頼性担保に繋がるかと思います。

1.喉仏を下げる練習の本当の理由とは

喉仏を下げる練習の本当の理由について解説していきます。

 

1-1.喉仏(喉頭)を下げようとすることで胸骨甲状筋を鍛えることができる

喉仏を下げようとすることで、胸骨甲状筋を鍛えることができるのが

喉仏を下げる練習をする本当の理由です。

[胸骨甲状筋]

 

胸骨甲状筋は喉頭懸垂機構という喉を吊っている筋肉群のうちの1つの筋肉でして

この筋肉がしっかりと働くことで喉仏(喉頭)を引き下げ、

以下の効果をもたらします。

 

・深く、太い音色を作り出すことができるようになる

・喉仏(喉頭)が下がることで、声帯が適度なテンションに保たれる

 

こういった理由で、喉仏を下げる練習をする必要があるのだということを

覚えておいてくださいね!

 

1-2.喉仏を下げる問題とよくある誤解

喉仏を下げる問題とよくある誤解として

「喉仏が上がると声が響く場所がなくなって声が

著しく出しづらくなるのです」

といった理論がありますが、僕にはよくわかりません。

そもそも響きというのは人間が声帯の振動から

感じ取っているだけのことなので

声の出しづらさとは関係がありません。

人間が声を出しづらくなる時は

必ず喉の方に問題があるので、響き云々は考えなくてOKです。

 

2.喉仏を下げて歌え問題

「喉仏を下げて歌え!」問題について詳しく見ていきましょう!

 

2-1.喉仏を下げて歌う練習は効率が悪い

喉仏を下げて歌う練習は非常に効率が悪いです。

なぜなら、歌を歌うときはあたりまえですが

様々な母音で歌うため、喉仏を下げづらい母音でも

歌わなければならず、負荷をかけにくいからです。

 

喉仏は基本的には「オ」母音で下げやすいとされています。

歌では喉仏が上がりやすい母音「イ」も「ウ」も連発するので

効率の悪さMAXです(笑)

 

また、「喉仏を下げて歌うのが正しいんだ!」と思うばかり

普段の歌唱でも喉を下げ気味で発声してオペラチックな音色になっている

方がレッスンにいらっしゃいますが、

普段の歌唱の時は、下げたくなければ何も

喉仏を下げようと意識しなくてもいいのですよ!

 

普段のトレーニングで喉の調整をきちんとすることができていれば

歌唱の時には喉仏のポジションを特別意識することなく

声がポーンとでていきますので。

 

そのうえで声色を変えたいということであれば

喉仏(喉頭)を若干上げたり下げたり引いたりといった

操作を加えるということになるわけですね。

 

 

2-2.喉仏は上がってOK

喉仏は基本的に高い声をだそうとすると多少は上がってしまうものです。

これは前筋運動といって、高い声や裏声などを発声するときに優勢になる

輪状甲状筋が働くと連動して喉仏(喉頭)を上から吊っている甲状舌骨筋も一緒に動いてしまう

という喉の構造上の問題だからです。

 

ではなぜ「喉仏が上がるのはよくない!」とされているのか。

それは、喉仏の上がり方に問題がありまして

適切な筋肉を使えずに過度に喉仏が上がってしまった場合の話です。

 

この場合は苦しそうな声色になったり、高音も細くキンキンして聴こえる

ことが多いです。

 

また、喉の構造上の問題だけでなく

喉仏の位置は歌手の個性の1つでもあるので

あえて喉仏を適度にあげて歌ってもいいわけですね。

例えば喉仏の位置が高めの歌手では

ナオトインティライミさんなんかがいい例です。

 

 

決して高音は苦しそうに聴こえませんし、暖かみを感じさせる

発声になっていて、それがナオトインティライミさんの

個性となっていますよね。

 

2-3.喉仏を下げて胸骨甲状筋を鍛えるおススメの方法

喉仏を下げて胸骨甲状筋を鍛えるおススメの方法をご紹介します。

[地声でモー!]

地声で「モー!」と深く太い声を意識して発声します。

基本的には純粋な地声を保つことができるとされるE4まで

の発声できるすべての音域で練習します。

高音になるにつれて、喉仏(喉頭)が上がりすぎて

細い音色にならないように注意しましょう。

[参考音源:地声で「モー!」]

 

 

[参考音源:高音になるにつれて声が細くなる悪い例]

 

 

[裏声で「ヒョー!」]

裏声で「ヒョー!」と深く太い声を意識して練習しましょう。

発声できるすべての音域で練習するようにします。

地声でのトレーニングと同じように高音になるにつれて

喉仏(喉頭)が上がりすぎて音色が細くならないように

気をつけましょう!

 

[参考音源:裏声で「ヒョー!」]

 

[参考音源:高音になるにつれて声が細くなる悪い例]

 

 

 

3.喉頭懸垂機構はバランスよく鍛えよう

喉頭懸垂機構(喉を吊っている筋肉群の総称です)はバランスよく鍛える

ようにしましょう。

 

[喉頭懸垂機構]

 

喉頭懸垂機構の筋肉の1つだけを偏って集中的に鍛えるなどすると

全体のバランスが崩れます。

 

たとえ、弱い筋肉群が分かっていたとしても徐々に全体の筋肉群を鍛えることで

バランスをとりながらトレーニングをしていく必要があります。

 

このあたりは独学でトレーニングをしていくのはかなり難しいと思いますので

信頼できるボイストレーナーの下で訓練をしてくことを強くおススメします。

 

4.喉仏を深く保って発声している歌手をご紹介

 
喉仏を深く保って発声している(要するに普通のポジションより下げている)歌手をご紹介します。

「こんな感じの声なのかー。」となんとなくでいいので、

イメージを掴んでいただけたらと思います!

4-1.秋川雅史さん

 

秋川雅史さんのモノマネは誰もがやったことがあるのではないでしょうか(笑)

 

これがふざけてでもなんでもいいのでできるのとできないのとでは

喉の自由度は大きく変わってくるので

僕がこの記事で書いていることが意味不明だわ!というあなたは

まずは秋川雅史さんのモノマネからでいいので、練習を始めてください!

 

 

5.まとめ

この記事のポイントをまとめます。

 

 

・喉仏を下げる練習をする理由は喉仏を下げる胸骨甲状筋を鍛えるため

・高音になるにつれて、喉仏が上がること自体は悪くないが、意図せず極端に上がりすぎるのは問題となる

・喉頭懸垂機構はバランスよく鍛える必要がある。(バランスが崩れるため)

 

喉仏を下げるかどうかみたいな問題ってものすごく曖昧な情報しかなくて

ボイストレーニング迷子だった僕は本当にどうしていいか分からずに

ものすごく悩んでいました。

 

結論から言えば、きちんとしたボイストレーニングをすることができれば

次々とあなたが悩んでいる謎が解き明かされていくイメージなので

あなたが素晴らしいメソッドや先生と出会うことを心から祈っています。

 

今回は以上となります。

最後までご覧いただいて、本当にありがとうございました!

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