こんにちは、ボイストレーナーのたいとです。
「ミックスボイスはできている気がするけど、高音が苦しい。。」
最近、めちゃくちゃ僕の読者さんからこんな悩みをいただくので、音声を聞いてみたら、
確かに高音は出ているし、一般的にはミックスと言っていい感じだけど、苦しそう。。ということが多々ありました。
そこで、今回は
ミックスが苦しい理由
楽なミックスボイスを習得する方法
をセットで解説していこうと思います。
目次
1. 息の量が多すぎる
吐く息の量が多すぎる場合、声帯のコントロールが難しくなります。
結果として、「おそらくミックスなんだけど、なんか苦しいんだよな〜」ということになりかねないので注意しましょう。
息の量を抑えるエクササイズとしては、何かをみて今にも笑い出しそう(吹き出しそう)な直前で息を止める
という変わったエクササイズがあります笑
STEP① 今にも笑いそうになる(何か面白い物でもご覧くださいw)
実際に笑わなくてもいいので、吹き出す直前の「プッ」をやりましょう。
「ぶほっ!」と吹き出しちゃダメですよw
STEP② 吹き出す寸前の状態を保つ
吹き出してはいけません。笑
その直前の状態を保つのですw
その状態は、身体の中から呼気量を調整できている証拠なんですよ。
詳細は、下記の記事にも書いています。
声門閉鎖を最大限に促す”呼吸管理”とは?|外肋間筋と内肋間筋もセットで解説!
STEP③ 笑いを堪えた状態から声を出してみる
笑いを堪えて吹き出す直前をキープした状態から、なんでもいいので、声を出してみたり、
歌ってみたりしましょう。
今すぐには効果は出ませんが、徐々に息を吐きすぎない感覚が分かってくると思いますよ。
2.発声能力に対して地声感が強すぎる
1「息の量が多すぎる」と通づるところがありますが、まだ発声能力が未開発な状態で、地声感をガッツリ出そうとすると
どうしても、発声が崩壊する可能性が高くなります。
ですので、ミックスボイスを構築していく段階では、少し声量を抑えるなどして、
地声感を抑えて練習をしてあげましょう。
そこから徐々に強化していけばいいのですからね。
ここでは、オススメの「小声で地声」トレーニングをご紹介しておきますね。
【参考音源:小声で地声】
3. 母音が「ア」になりがち
ミックスボイスで張り上げてしまう場合、母音が「ア」になりがちなことが多いです。
この口の形を「オ」っぽくして歌うだけでも、裏声系の筋肉が働きやすくなるので、張り上げてしまったり、高音が苦しい方にとっては、
かなり歌いやすくなるきっかけをつかむ事ができる可能性があります。
簡単なので是非試してみてください。
今回は以上となります。お疲れ様でした^^
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