こんにちは、ボイストレーナーの金子です。
今日は、電車でボイトレするのはおすすめ、というお話。
この記事を読んでいる人の中には、歌唱力を上げるべくボイトレをやろうとしている、
あるいはすでに取り組んでいる人は多いと思います。
とはいえ、実際にやるとなると、ボイトレって何気にハードル高くないですか?
実際、仕事や勉強で忙しくてなかなかまとまったボイトレの時間を取れない、
なんて人も多いと思うんですよ。
実際、生徒さに話を聞いても、
仕事や学校から帰っくると、疲れてどうしてもボイトレする気力が起きない時があります、、
という人もチラホラいます。
だからこそ、今回は時間がなくても気軽にボイトレできる方法を紹介しますね。
僕は実際にこれから話す方法をやってから、
楽に高音が出せるようになったり、声質が綺麗になったり、
あるいはビブラートがかけやすくなったりと、かなりのメリットを感じられるようになりました。
あまり時間かけずにできて、尚且つ効果のあるボイトレは中々紹介されてないんじゃないかな、
と思うので、話していきます。
電車ボイトレのすすめ
結論、僕は上記の時間問題を解決するために
通学の時間は、電車でボイトレしていました。
というのも、僕が本腰入れてボイトレやり始めたのは、大学生の頃なんですが、
通学の時間が暇で暇でしょうがなかったんですよ。
埼玉にある実家から、都心の大学まで1時間半もかけて
通学してたので、その間の時間ひたすらやることがないんですよね。笑
やることといえば、YoutubeとかTwitterを眺めたり、
あとはスマホゲームするぐらいで
ハッキリ言ってめっっちゃくちゃ退屈でつまらない時間だったんですよ。
もちろん、好きな音楽とかはぼちぼち聴いていたんですが、
それだけじゃ時間がもったいないというか。
だからその時間をボイトレに有効活用できたらいいなーと思って、
やっていたわけです。
とはいえ。
電車の中でアンザッツ(大声で奇声を出すボイトレ)をやったら、
周りの大人たちにボコボコにされるのは目に見えるわけで。
じゃあどうする?となって、
結局、声を出さずにできるボイトレをやることにしたんですね。
もうね、通学の時間、ひたすら無我夢中で無音ボイトレをやってました。
すると当然毎日ボイトレできる時間が一気に増えるので、
効果も出てくるし、何よりワクワクして楽しくなってきたんですよね。
「周りがスマホゲームしてる中で
自分だけボイトレやってどんどん歌上手くなってるじゃん!」
みたいな。笑
あとちょっぴり優越感もあったかもです。
(ちょっと前まで自分もスマホ狂いだった癖にw)
そんな感じで、
今までただ退屈してた時間で、歌が上手くなったら最高じゃん!みたいな感じで、
ウッキウキでボイトレしてました。
で、そのときやっていた方法がちゃんと効果あるので、
これから具体的なトレーニング方法も紹介させていただきます。
無音ボイトレ
やり方は、超シンプルです。
喉をすばやく上げ下げする。これだけです。
喉を上げるときは、気持ち悪いくらいにっこり笑顔を作って
「イー」と口を開きながら喉を上げ、
喉を下げる時は、口を縦に「お」と開いて、喉を下げます。
シンプルに、「い」は喉が上がりやすい性質を持つ母音で、
逆に「お」は喉が下がりやすい母音だからです。
だからこそ、
「い」「お」「い」「お」
とひたすらに繰り返し、口をすばやく動かしながら
喉を上げ下げしていくわけです。
「え、そんなのでトレーニングなるの?」と思うかもしれませんが、
確かに、喉の筋肉を鍛える効果はそこまで見込めません。
でもこれをやると、シンプルに喉が柔軟になります。
喉は4方向に動くのですが、大きく分ければ喉は
上か下かに動くわけです。
で、この動きが柔軟であればあるほど様々な歌唱スキルがグンと上がるんですね。
例えば、分かりやすいところで言えば、
ビブラートとかフェイク、あとトリルなんかもそうですね。
もちろん、広い視点で見れば高音も出しやすくなると
言っていいですね。
だから、僕は喉を上下にすばやく動かして
喉の柔軟性を上げていくことにガッツリ注力したんです。
電車の中ではもちろん、大学の講義中やら
バイト中やら、いつでもどこでも夢中でやっていましたね。
自分の喉がどんどん進化していくのが
楽しかったので、ひたすらやってやってやり込みまくりました。
その時身につけた喉の柔軟性は、今の僕の歌唱力を支えてくれている
基礎力の一つです。
当時の僕に感謝です。笑
もちろん、こんな話をすると
「口を動かしているのを見られて変な目で見られるなら嫌だな」と
思う人もいると思います。
でも今はコロナですからね。
マスクをしていれば、見事に口の動きは隠れます。
変人扱いされずとも、余裕でこのボイトレはできるので
ぜひ通勤・通学の時間にやってみてください。笑
長期で見れば、本当に効果ありますので。
ハードル下げてコツコツと
ということで、ハードル下げてコツコツボイトレやっていきましょう。
どんなに時間がない人でも通勤・通学中はちょっとした暇な時間ができると思うんですよね。
そこで昔の僕みたいにスマホいじりしちゃうと、本当にもったいないです!!笑
大切な声のために、ちょっとでもいいので時間使ってあげてください^^
最初は1分でもいいです。
1分からでもいいからボイトレする癖をつけていくと、
それが習慣になって自然と継続できるようになってきます。
僕もこれからも継続しますね。
それでは、最後まで読んでいただきありがとうございました。
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