こんにちは。ボイストレーナーの金子太登です。
今回は、発声練習を毎日やるべきかどうかといったテーマでお話していきます。
「発声練習って毎日やるべきなの?
喉壊したりしない・・・?」
こんなあなたの疑問に答えます。
目次
1.発声練習はできる限り毎日行おう
発声練習はできる限り毎日行うようにしてください。
理由はただ1つで、そもそもボイストレーニングとは”超”長期戦でして
結果が出るのにただでさえ時間がかかるので
週に3日♪なんて甘いこと言っている場合ではないからです(笑)
(もちろんやらないよりはずっといいのですが。)
「このトレーナー超スパルタで怖そう、、引くわー。」
とか思わないでくださいよ!すごく優しいですよ!ww
でも実際のところボイストレーニングは
・神経支配の調整
・喉の筋肉群の開発
が大きな割合を占めているので、どちらもものすごく時間を要する作業なんです。
それを流石に週2とか3で続けていくのは少し少ないかなという印象ですね。
はっきり言ってしまえば喉壊さないように、暇なときはいつもボイトレしていただきたいくらいなので(笑)
2.超簡単に喉の調子を測る方法とは
超簡単にその日の喉の調子を測る方法をご紹介します。
2-1裏声発声で息がもれてから声がでるかどうかをチェック
※このチェック方法はある程度声の分離が進んでいる方でないと
ご自分ではチェックできないと思います。
あらかじめご了承ください。
息が漏れてから続いて声がでる場合、声が混合している場合も考えられますが
混合していない方がこの症状になる場合
喉に疲労がたまっている可能性が非常に高いです。
[参考音源:裏声発声で息が漏れてから続いて声がでる症状]
順次掲載予定です。
[参考音源:喉に疲労がたまっていない場合]
順次掲載予定です。
喉に疲労がたまった状態で練習しても、効果が低いばかりか
喉を壊す恐れもありますので、十分に気を付けましょう。
また言うまでもないのですが、適切なトレーニングで
喉の自由度が高まっていくと、足場枠がしっかりしてくるので
喉の故障の可能性は圧倒的に低くなってきます。
その意味でも、適切なトレーニングを積み重ねていきましょうね!
3.毎日取り組みたい!ボイストレーニングまとめ
できれば毎日取り組んでいただきたい!そんなボイストレーニングをあらためて
まとめてみました。
僕の他の記事の内容と重複しまくりなのですが、ご覧くださいね(笑)
3-1①息漏れのある裏声と息漏れのない地声
息漏れのある裏声と息漏れのない地声は必ず毎日行っていただきたい基礎トレーニングです。
なぜなら、このトレーニングは地声と裏声をきちんと分離させるためのトレーニングだからです。
「地声と裏声を分離させることに何の意味があるの?」
と思われますよね。
その答えは、地声なら地声、裏声なら裏声の筋肉だけに100%の負荷をかけて
狙った筋肉群にしか負荷をかけないようにすることが大事だからですね。
地声を発声しようと思ったのにもかかわらず、裏声の筋肉まで一緒に動いては
地声の筋肉に100%の負荷をかけてトレーニングをすることができませんよね。
逆もしかりです。
どのトレーニングを行うにしても、この地声と裏声の分離の作業が抜けてしまっていると
ある程度までは成長しますが、どこかで頭打ちになります。
ぜひ、真剣に取り組んでみてくださいね。
3-2②無意識で発声する裏声
無意識で発声する裏声を練習しましょう。
裏声の強化につながるとともに、裏声系の筋肉群が育ってきたかの確認にもなるからです。
まずは何も考えずに本当に無意識の状態でA4(ラの音)で裏声を発声してみてください。
[参考音源:無意識の裏声「ホー!」]
順次掲載予定です。
発声できたらあなたの裏声がどの程度鍛えられているのかを以下を参考にしながら考察してみてくださいね。
裏声の筋肉群が育っていないころの初期段階では、往々にして裏声には以下のような特徴があります。
・息漏れが多い
・声量がでない
・声が細い
・裏声で低音を発声できない(もしくはしづらい)
いかがでしょうか。あなたの裏声にあてはまるものが多ければ多いほど裏声の筋肉群が弱いと考えられます。
(といってもほとんどすべて併発していることが多いのですが。)
反対に裏声系の筋肉群がしっかり発達している場合の特徴を挙げてみます。
・息漏れが少ない
・しっかりと声量がでる(地声と同等かそれ以上)
・声が太い
・裏声で発声できる低音域が広い
3-3③アンザッツ
アンザッツとは様々な偏った音色の声をだすことで喉頭懸垂機構の調整を行うことでして、
この訓練はすべての発声の土台を作り上げるのに非常に効果的です。
アンザッツやそのトレーニング方法について詳しく知りたいあなたは
毎日の発声練習に取り入れるべきアンザッツとはをぜひご覧になってみてくださいね。
3-4④小声での地声
小声での地声発声(厳密に言えばミックスボイス)を毎日のトレーニングに取り入れてみてください。
小声での地声発声はミックスボイスとほぼ同じ意味なので、ミックスボイスの練習になるからです。
通常小声にすればするほど、裏声の筋肉が多く使われるので
地声ではきつい音域で尚且つ裏声で発声できる音域において、
小声発声を行うことによって、地声少なめ:裏声多めといったミックスボイスの状態を
強制的につくりだせるのです。
トレーニング方法や理論については 毎日やる発声練習|小声で地声を発声しよう
で詳しくお話しているのでぜひご覧になってみてくださいね。
3-5➄地声と裏声を融合させるミックスボイストレーニング
地声と裏声を融合させるミックスボイストレーニングを毎日取り入れてみましょう。
地声と裏声がキチンと分離されて鍛えられていたとしても、地声と裏声を混ぜていく
作業にはとても時間がかかるからです。
毎日正しい方法でトレーニングしたとしても、声の融合には3年から6年ほどかかります。
こちらも「週に2日♪」などと言っている場合ではありません!(笑)
しっかりと毎日のメニューに取り入れて練習をしてみてください!
練習法は、下記の記事をご覧になってください。
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最後までご覧いただき、本当にありがとうございました。
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