こんにちは、ボイストレーナーの金子です。
今回は、アンザッツ3aの練習方法を解説します。
アンザッツ3aの練習法
アンザッツ3aは、胸方向に深く声を響かせます。
声色的には、ボビーオロゴンや中尾彬さんみたいなイメージですね。かなり野太い声です。
【参考音源:アンザッツ3a】
こんなふうに、喉を前下に引き下げることで、図の赤枠で示してある
胸骨甲状筋が鍛えられるので、
特に深みのある声だったり、太い声などの効果を得ることができるんですね。
なので、ドカンと太い高音を出したいなら、命かけて練習しましょう。笑
注意点:喉が極端に上がってこないように
アンザッツ3aは喉をガッツリと前下に下げて、胸骨甲状筋を鍛えることが大事です。
だからこそ、高音になるにつれてどんどん喉が上がってこないように注意してください。
【参考音源:喉が上がってしまった例】
とはいえ、最初は喉が上がってきてしまうと思うので、
喉が上がらないギリギリの音を最高音に設定して練習しましょう。
(最高音の目安はE4(真ん中のミ)ですが、無理な場合はもっと低い音で発声しましょう)
そして、その音が安定して出せるようになったら
1音ずつ最高音を上げて音域を伸ばしていきましょう。
まとめ
アンザッツ3aは、声色を作るだけなら
意外に簡単に真似られる人が多いです。
ただ、高音になると喉が上がってきてしまったりと、意外にちゃんと鍛えられている方はめちゃくちゃ少ないです。
僕自身も、「アンザッツ3aはもう大丈夫だろ」と、手を抜いていたせいで、
いつまで経っても高音が気持ち悪いキンキンした声、
いわゆる”キモ声ミックス”で停滞してました。笑
そんな時に、先生に「アンザッツ3aをやり込め」と言われて、言われるがまま
やってみたらあっさりと綺麗な声色で高音を出せるようになったんですね。
「今までの時間返してくれ…」ってレベルで後悔しましたね。w
だからこそ初心者の方だけじゃなくて、中級者上級者の方も手を抜かずに、徹底的にアンザッツ3aを鍛えてみてください。
それでは、ありがとうございました。
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