ミドルボイスとは｜ミックスボイスとの違いが１０分で分かる

こんにちは、ボイストレーナーのたいとです。

「ミドルボイスとミックスボイスの違いが分からない。。」

と悩んでいませんか？

ネットで調べてもたくさんの情報が溢れかえっているので、何がなんだか分からなくなりますよね。w

そこで、今回はミドルボイスとミックスボイスの違いをシンプルに分かりやすく解説した上で、

低音から高音まで繋がって、自由自在に歌えるようになるためのノウハウも併せて解説します。

ぜひ、最後までご覧くださいね。

【参考歌唱音声：Pretender】

※ミックスボイスで歌った音源です。

１.ミドルボイスとミックスボイスの違いとは？

ミドルボイスとミックスボイスの違いは、下記の通りです。

ミックスボイス→　低音域〜高音域の発声が一本に繋がった状態（声区融合とも言う）

ミドルボイス　→　ミックスボイスを３つの声区（ギアチェンジ）に分けた時の真ん中の声区

まだ、よく分からないですよね？w

安心してください。図解を使って丁寧に説明します。

１−１.ミックスボイス

ミックスボイスは、簡単に言えば低音域の地声から高音域の裏声までがスムーズに一本に繋がった状態です。

だからこそ、「ここからここまでがミックス！」と分けることはできません。全てミックスと言っていいでしょう。

【図解：ミックスボイス】

【参考音源：ミックスボイス】

１−２.ミドルボイス

ミドルボイスは、「超」簡単に言うならば、ミックスボイスをチェスト・ミドル・ヘッドと３つの区分に分けたうちの真ん中の声区です。

具体的には、E４（mid2E）~B４くらいまでの発声だとされています。

【図解：ミドルボイス】

※低音から高音まで繋がった状態（ミックスボイス）のうちの真ん中の声区。

つまり、ミドルボイスもミックスボイスのうちの１つだと考えていただければOKです。

発声自体は代わりないのですが、定義の仕方を変えているだけです。超ややこしい。。w

２.低音から高音まで繋がる仕組みを作ろう

ミックスボイスと、ミドルボイスの違いを解説してきましたが、結論から言うとこんなこと考えなくてOKです笑

なぜなら、ここはチェストボイスで、、ここはミドルで、、なんて考えてたらまともに歌うことに集中できないからです。（汗）

ですから、大事なことは低音から高音まで綺麗に繋がる「仕組み」を構築することが大切です。

そうすれば、特に何も考えなくても低音から高音まで勝手に喉に作っておいた仕組みが繋いでくれるので、歌うことに集中できます。

【図解：低音から高音まで繋がる仕組み】

そこで、次の章では、低音から高音まで繋がる仕組みを構築するための３つのステップを解説します。

３.仕組みを構築するための３つのステップ

仕組みを構築するための３つのステップを解説します。

手順①　パーツを分離する（Separate）

まず一つ目の手順として、パーツを分離していきましょう。

なぜなら、過去の僕を含め、ほとんどの方はパーツをごっちゃごちゃのめっちゃくちゃに絡まっているからですw

例えば、息が漏れたような裏声を低音域で発声してみようとしても、芯がある裏声になってしまう。。

など、以外にも「意図した声を出せない」状態にあるのです。

手順②　パーツを強化（確立）する（Build up）

次は、手順①で分離したパーツを強化（確立）していきましょう。

やはり、分離して整理しただけでは歌に使えるまでにパーツや筋肉が発達していることは少ないです。

ですから、しっかりと分離したパーツを実戦で使える形まで鍛えてあげる必要があります。

手順③　パーツを調整する（Mixedvoice）

手順②で確立したパーツを調整していきましょう。

ようやくここで、ミックスボイスのトレーニングなどが活きてくるわけですね＾＾

ほとんどの方は、いきなりミックスボイスを習得しようとするからうまくいかないのです（汗）

きちんと、パーツを分離して強化（確立）した上で、ミックスボイスのトレーニングに取り組むことが大切です。

また、これらの３つのステップで具体的にやることを、参考音源付きで丁寧に解説していますのでぜひご覧ください。＾＾

［保存版］ミックスボイスを出す練習方法や仕組みを超解説

今回は以上となります。お疲れ様でした＾＾