(※この記事は2018年11月13日に更新されています。)
こんにちは。ボイストレーナーの金子太登です。
今回は「カラオケで高音がでない!」そんなあなたに高音の出し方や考え方を伝授します!
「カラオケで歌うことが大好き!
でもサビの高い音で声が出ない…」
そんなあなたの疑問に答えます。
※ボイストレーナーの金子の歌声です。当記事を参考にするかどうかの判断基準としてください。
(音源の最高音は、A4(hiA、高いラの音)です。
目次
1.カラオケで高音がでない!正しい高音の出し方とは
「カラオケで高音が出ない!」そんなあなたに正しい高音の出し方を伝授します。
最初に言ってしまいますが、適当に「こんな感じで~、はい!頭に響かせて~リラックス~♡」
とかいって練習してても高い声は一生出せませんよ!
自分に厳しく、正しい理論に沿って練習したものだけに許されるのが高音発声なのです!
最初から熱く語ってしまいましたが(笑)
丁寧に説明しますので最後までお付き合いください!
1-1.ミックスボイスを理解しよう
ミックスボイスをしっかりと理解しましょう。
なぜなら、ミックスボイスを扱えないことには、自由に高い声をだすことは物理的にできないからです。
1-1-1ミックスボイスとは
ミックスボイスとは、低音域から高音域まで自由に歌える声の状態でして、
声がひっくり返ってしまったり、張り上げて苦しくなることがない声の状態のことです。
簡単にいってしまえば、地声と裏声が完全につながっていてその名の通りMIXされた
状態の声です。
「よくわからん!」というあなたのために参考音源をご用意しました!
[参考音源:MIXボイス]
どこまでが地声でどこまでが裏声か分からないと思います。
こんな発声で歌うことで、高い声を張り上げたり
ひっくり返った状態で歌うことをしなくて済むので、
カラオケで歌うことがめちゃくちゃ楽しくなりますよ。
いままで張り上げてたのはなんだったんだろってくらい(笑)
1-2.ミックスボイスの練習法とは
ミックスボイスの練習方法を丁寧に解説していきます。
1-2-1STEP1地声と裏声をきれいに出せるようにしよう
地声と裏声をきれいに出せるようにしていきましょう。
地声と裏声を弱弱しくてもいいのできれいに出せないことには
それぞれの声だけに負荷をかけてとレーニングをすることができないからですね。
腹筋を鍛えたいのに、腹筋しながら太ももに力が逃げてしまっては腹筋だけに負荷をかけられない
のと同じように
例えば裏声を鍛えたいのに、地声が悪い状態で混ざった裏声を練習しても
裏声だけに負荷をかけて鍛えることは不可能なのです。
(裏声に結び付いた地声に負荷が逃げてしまうから)
では、地声と裏声をきれいに分けて発声する練習方法をお伝えします。
[地声:息を止めた状態で「アー!」と地声をだしてみる]
「息を止めた状態で」で地声を出しましょう。
息を止めた状態というのは、声帯がしっかりと合わさった状態なので
息が漏れたり裏声が混じることが少なくなり、地声だけに負荷をかけることができるからです。
[参考音源:息を止めた状態で出した地声]
[裏声:息を漏らした状態で「フー!」と裏声をだしてみる]
息を漏らした状態で裏声を出しましょう。
地声と同じ理論でして、息もらすことにより声帯がわりと開いた
状態になるので、地声がまざることがなくなり、裏声だけに負荷をかけてトレーニングをすることができるからですね。
[参考音源:息を漏らした状態で出した裏声]
ここでも、有料レベルなポイントを教えちゃいますよ!
4秒以上続けてこの声を出せてしまったらほぼほぼ
それはできていない証拠なので注意してください。
その場合はもう一回丁寧に息をしっかりと吐いてトレーニングしなおしましょう。
これらのトレーニングをしっかりと継続して行うことで
次のステップの地声と裏声の強化がとてもやりやすくなります。
面倒がらずにしっかりと取り組みましょう。
1-2-2STEP2地声と裏声をトレーニングして強化しよう
地声と裏声をトレーニングして両方の声を強化していきましょう。
理由は超単純でして、地声と裏声の筋力バランスが悪いとミックスボイスを
発声することができないからです。
ミックスボイスは地声と裏声の筋肉をバランスをとりながら同時に使うことで
発声されるのでどちらかが強くてどちらかが弱いと
そもそも発声できないか、もしくはミックスボイスにはなっても
ものすごく声が弱いなどの問題を抱えてしまうことになります。
それでは、地声と裏声の強化の方法をお伝えします。
[地声の強化①:息を止めた状態での「ア」」
息を止めた状態での「ア」で発声しましょう。
これは先ほどご紹介した通りでして、地声の筋肉を鍛えるのに
向いているトレーニングです。
[地声の強化②:息を止めた状態で喉仏を上げた「イ」
息を止めた状態で喉仏(喉頭)を上げた「イー!」を発声しましょう。
なるべく平べったくいってしまえばものすごく変な声をだすこと
がポイントになります(笑)
[地声の強化③:息をとめた状態で喉仏を下げた「モ」]
息を止めた状態で喉仏(喉頭)を下げた「モ」を発声しましょう。
ボビーオロゴン系の声をイメージしてめいっぱい喉仏を下げながら
声をだしてみてください。
[裏声の強化①:喉仏を上げて「イー!」と発声する]
喉仏を上げて「イー!」と発声してみましょう。
このとき平べったく変な声を出すことがポイントです。
[参考音源:裏声の強化①]
[裏声の強化②:喉仏を下げて「ヒョー!」と発声する]
喉仏を下げて「ヒョー!」と発声してみましょう。
オペラチックな声をイメージするとうまくいきやすいですよ。
[参考音源:裏声の強化②]
1-2-3STEP3地声と裏声を混ぜてミックスボイスを作ろう
地声と裏声を混ぜてミックスボイスを作っていきましょう。
STEP1やSTEP2はいわばこのSTEP3のための材料づくりと考えて
頂いてOKです。
さて、この地声と裏声をミックスさせる練習法についてみていきましょう。
[ミックスボイストレーニング]
大きな地声「ア」から小さな裏声「フ」に滑らかに移行し、
また大きな地声「ア」に滑らかに移行させます。
途中で大きく声が裏返ったり、張り上げたりしないように
慎重にトレーニングを行っていくのがポイントです。
[参考音源:ミックスボイストレーニング]
やってみるとわかると思いますが、
このミックスボイストレーニングはメチャクチャ難しいです。
普通に年単位で考えて練習するSTEPなので気長に
練習してみてくださいね。
2.お悩み別! ミックスボイスで悩むところ・その解決法
ミックスボイスを練習しているととにかくたくさんの悩みがでてきます。
そこで、大まかではありますがあなたのお悩みに沿った解決方法を提示できるよう
に頑張りましたのでぜひ参考にしてください!
2-1.とにかく声が弱弱しい・裏声っぽいあなた
とにかく声が弱弱しい、裏声っぽいあなたは裏声の筋肉が優勢に働いていて
地声の筋肉が弱い可能性があります。
まずは、地声がきっちりと息もれなく発声できるかを確認してみてください。
2-2.地声で張り上げてしまってミックスボイスにならないあなた
地声で張り上げてしまってそもそもミックスボイスにならないあなたは
地声の筋肉が強く、裏声の筋肉がそれに追いついていない可能性が高いです。
まずは裏声の筋肉がきちんと鍛えられているかを確かめてみてください。
2-3.地声と裏声が完全に別物でひっくり返ってしまうあなた
地声と裏声が完全に別物になってしまっていて、声がひっくり返ってしまうあなたは
様々な要因が考えられますが
・地声と裏声の筋肉バランスが悪いこと
・地声と裏声を融合させる能力がないこと
この2つのどちらかもしくは併発しているか
といったところが濃厚です。
筋肉バランスが悪い場合は のSTEP1とSTEP2をしっかりとやりこんで
地声と裏声の筋肉バランスを等しくしていく必要があります。
地声と裏声を融合させることが苦手な場合はSTEP3をしっかりとやりこんで
地声と裏声をきれいに混ぜ合わせていきます。
2-4.ミックスボイスができているか分からないあなた
ミックスボイスができているかがわからないというあなたは
STEP3のミックスボイストレーニング「ア」→「ウ」→「ア」を
C4 D4 E4 F4あたりの換声点で試してみましょう。
これがきれいにきちんとできるようであれば
とりあえずミックスボイスは発声できているとしていいでしょう。
・声がひっくり返る
・地声で張り上げたまま声を小さくできない
・裏声から地声に移行できない
などの症状があれば、ミックスボイスは残念ながら発声できていないといえるでしょう。
2-5.ミックスボイスで声量がでないあなた
「ミックスボイスで声量が出ない」そんなあなたは
声帯をぴったり合わせる筋肉(つまり地声の筋肉)を鍛えていくと
改善されることがあります。
なぜなら声帯がしっかりと閉じていないことで
呼気がしっかりと声に変わらず、声量がでないことがあるからです。
・低音域になると声が弱弱しくなる
・地声での発声で息漏れを感じる
このような症状があったら要注意です。
2-6.「ミックスボイスで」張り上げてしまうあなた
ミックスボイスで張り上げてしまうあなたは
基本的なボイストレーニングを継続してく中で
どこが問題点なのかを発見していきましょう。
・・・といっても難しいと思うので、できれば
信頼できるボイストレーナーさんについた方がいいと思います。
一応張り上げミックスについても過去記事で触れているので参考にしてください。
2-7.ミックスボイスはできているものの、どこか歌いづらいあなた
ミックスボイスは発声できている気がするものの、どこか歌いづらいあなたは
声の混合が酷い場合があります。
声の混合は地声と裏声が悪い状態で混ざっていることでして
STEP1で改善させていくことができることはすでにお話しました。
しかし、混合しながらも地声と裏声が一応結びついている
という状態は確かにありまして
ここに当てはまる方は例えばこのような症状があります。
・息漏れのある裏声(ファルセット)を出しづらい・もしくはでない
・ミックスボイスは発声できるものの、喉に過剰な圧迫感を覚える
・ミックスボイスがキンキンした音色になっている
こんな方は、まず声の混合状態を疑って
ミックスボイスのことは一旦忘れて、STEP1の地声と裏声を
きれいに分けて発声するトレーニングを行うことで
驚くほど声が改善するケースが多いので
頑張って練習しましょう。
STEP1がきっちりとできた段階で
STEP3を行うことで、混合したミックスボイスから
本当の意味で融合したミックスボイスに移行することができますよ!
2-8.ミックスボイスを長期間練習しているのに発声できないあなた
ミックスボイスを目指して毎日のように練習をして、長期間頑張っているのにもかかわらず
ミックスボイスのミの字もできないあなたは
①そもそも練習法が間違っている
②練習法や知識は正しいが、やり方が間違っている
このどちらかに当てはまっているといえます。
①そもそも練習法がまちがっている
練習法が間違っている場合はもうどうしようもありません(笑)
僕の記事を読むなり、信頼できそうなボイストレーナーさんの
サイトをあさるなりしてとにかく正しい知識を頭にインプットする必要が
あります。
どんなに間違った方法を正確に長期間継続したところで
発声はよくならないばかりか、悪化する可能性すらあるわけですから
情報収集をするときは十分気をつけるようにしましょう。
②練習法や知識は正しいが、やり方が間違っている
練習法や知識は正しいけれども、やり方を間違ってしまっている場合は
ズバリ、ボイストレーナーについて習うことをおすすめします。
一人で練習していると、間違った練習の仕方をしていたとしても
それを指摘してくれる人は誰もいません。
深い闇の中を手探りで進むようにしてボイストレーニングを続けた先に
必ず成功があるとは限らないと考えると
かなりコスパは悪い気がします。
3.ミックスボイスで歌う歌手をご紹介
ミックスボイスで歌う歌手をご紹介します。
3-1.クリスハートさん
クリスハートさんは、相当にミックスボイスの習熟度が高いプロ歌手の
お1人です。
地声と裏声を完全に切り替えたとしても、ここまで音色の差が分からないのは
やはり流石ですね。
勿論ミックスボイス自体も地声感も残しつつ適度に裏声が混ざっているので
やわらかくエモーショナルな声で歌ってらっしゃいます。
3-2.堂珍義邦さん
CHEMISTRYの堂珍義邦さんの発声のうまさは本当にトップレベルです。
低音域から高音域まで完全に一本化された声で歌っているので
ミックスボイスなどという知識がない方は「??喉どうなってんの?w」
と思っても仕方ないくらいの発声です(笑)
恐らく本人もミックスボイスという意識はないと思います、
いわゆる天然ミックスボイスというやつですね。
(元からミックスボイスを普通に発声できてしまうというめっちゃくちゃうらやましい人種は
天然ミックスボイスと呼ばれています。詳しく知りたいあなたは
天然ミックスボイスとは|天然ミックスボイサーを考察する! をご覧ください!)
イケメンで声が良くて発声までいいなんて、、世の中不公平です。
3-3.平井堅さん
平井堅さんは、裏声に近いきれいなミックスボイスで有名ですよね。
こういったミックスボイスはバランスの良さが求められるので
ミックスボイスでパワー感をだすよりも難しかったりするケースも多いです。
(人にもよりますが。)
こういった声が好みのあなたは男性であればほとんどの場合
めちゃくちゃ裏声を鍛える必要があるので覚悟してくださいねw
3-4.HYDEさん
HYDEさんはかなり地声感が強いミックスボイスを発声されるプロ歌手のお1人です。
サビはかなり地声感が強いので「地声で張り上げているの?」
と思うかもしれませんが、がっつりミックスボイスなので
間違っても真似をしようとして地声で張り上げたりすることは
やめてくださいね!
こういった声が好みのあなたは、まずは地声と裏声がバランスよく混ざった
ミックスボイスを習得することから始めてください。
そのうえで、地声を強めにいれていくことでパワー感のある声を作っていく必要があります。
3-5.稲葉浩志さん
B’zの稲葉浩志さんは喉仏(喉頭)が結構上がっているタイプのミックスボイスです。
地声感は強めなのですが、少し細い声だなとか明るい声だなという印象をもったとしたら
喉頭があがっているいわゆるハイラリンクスがその理由です。
「喉仏が上がるとよくないんじゃないの?!」と思われるかもしれませんが
「上がってもいいよ」というのが僕の答えです。
「過剰に上がってしまう」のが問題なのであって、意識して下げたり上げたり
引いたりできるのは何も問題ないどころか
喉の柔軟性から言えば優秀と言えます。
ただし、王道の健康的な発声からは外れるので、多少喉に負荷がかかりやすかったりするのは
事実なのでしっかりと喉のケアをしていく必要があります。
3-6.ATSUSHIさん
EXILEのATSUSHIさんも割りと裏声よりのミックスボイスを発声する
プロ歌手のお1人として有名です。
裏声で歌う部分はあえてファルセット(息漏れのある裏声)寄りに発声したりするので
地声と裏声を切り替えている感じが分かるかもしれませんが
実際は相当に地声と裏声のバランスはよく、理想的なミックスボイスに近いです。
特に低音域で、完全な地声にしないで裏声の要素を入れながら歌うのは
ATSUSHIさんをはじめとするLDHさん所属のアーティストさんの傾向なので
歌ってみたい方は試してみてください。
4.高い声を出すトレーニングでよくある間違いとは
高い声を出すトレーニングで効果を保証できないものを集めました。
批判覚悟で本当のことを話しているので、信じて最後まで読んでくださいw
4-1.腹式呼吸・腹式発声
腹式呼吸や腹式発声で高い声はだせるようになりません。
なぜなら、正しい発声になった結果が正しい呼吸法になるのであり
正しい呼吸法をしようと腹式呼吸やそれに準ずる発声をしたところで
正しい発声(高い声も含む)にはならないからです。
正しい発声→正しい呼吸 〇
正しい呼吸→正しい発声 ×
例えば、あなたが発声しているときの息漏れに悩んでいるとします。
そこで声帯をしっかりと閉じる筋力がないあなたに
どんなに呼気を加えたところで、呼気は声帯から
逃げていきますよね?
反対に、呼吸は気にしなくとも
声帯をしっかりと閉じることができるようにトレーニングをしてあげれば
自然と声帯の閉じ加減にあった呼気が送られるように調整されます。
この難しいようで単純な事実を知らないばかりに
意味のない練習を続けてしまう人が多すぎるので
僕を信じてくださるあなたは今日からやめましょう。
4-2.鼻腔共鳴(共鳴系全般)
鼻腔共鳴で高い声は出せるようにはなりません。
これも腹式発声と似たところがあり、
鼻腔共鳴させようとするから正しい発声(高い声含む)に
なるのではなくて、正しい発声をするから
音域によっては鼻に響きを感じる(実際には鼻に共鳴していません)
からです。
正しい発声→鼻腔共鳴(ではないが鼻に響きを感じる音域がある)
鼻腔共鳴→正しい発声 ×
こういったことから
正しい発声をできる人間が「鼻に響きを集めて!高い声は頭に響かせて!」
とまだ発声が未熟な人間に伝えたところで
発声が未熟な人間はその感覚を理解することはできないのです。
4-3.リップロール・タングトリル
リップロールやタングトリルで高い声は出せるようになりません。
リップロールやタングトリルで高い声を出すことはできません。
そもそもリップロールやタングトリルは直接声帯をコントロールする筋肉でもなければ
その筋肉を司る神経支配でもありません。
喉で起きている問題なのですから、喉周りの改善をしないといけないという
当たり前のことなのですが、なかなかそれに気づくことは難しいものです。
僕はデモンストレーションでリップロールなどを行うことはあっても、レッスンのトレーニングとしては
扱わないので安心してくださいね。
5.カラオケでヒーローになれるマインドセットとは(真剣なあなたむけ)
カラオケでヒーローになれるマインドセットをお伝えします!
5-1.うまく歌える曲を選ぼう
上手に歌える曲を選びましょう。
上手に歌える曲選びで最低限押さえておきたいポイントはたった2つです。
①あなたの発声できる音域に余裕で収まる曲
②あなたの声質に合っている曲
①あなたの発声できる音域に余裕で収まる曲
あなたの発声できる音域に余裕で収まる曲を選びましょう。
例えばあなたが高い「ラ」の音まで発声できるとしたら
F4当たりの音が最高音に設定されている曲を選ぶといった感じです。
基本的にあなたの発声できる最高音は曲には使えないと思った方がいいです。
きつそうに聞こえたり、そもそも音色的にも良くないはずなので
無理せずにあなたに合った音域の曲を選びましょう!
②あなたの声質に合っている曲
あなたの声質に合っている曲を選びましょう。
例えば、あなたの声質がさわやかで甘い声なのであれば、R&B系の曲を選ぶ
といった感じですね。
甘い声でロック…もなしではないですが、やっぱり合う合わないはありますから
あなたにピッタリの曲を探すためにもしっかりと選曲していきましょう!
5-2.発声練習は(できれば)毎日しよう
発声練習はできれば毎日行うようにしましょう。
ボイストレーニングとは声帯周りの小さな筋肉のトレーニングと
それを司る神経支配の調整なので、成長するのにただでさえ時間がかかるからです。
週2日でも成長しないことはありません。
正しい練習法で、継続してボイストレーニングをすることができれば徐々に声は
出しやすくなっていくでしょう。
ただ、そのペースでモチベーションを保つのは結構しんどいと思うので
特にボイストレーニングを始めて最初のうちはがっつり練習して
成長していく体感を得ることをおすすめします!
このあたりのことは以下の記事にまとめておきましたので
興味のある方はぜひご覧くださいね。
5-3.あなたの声を録音して練習しよう
必ずあなたの声を録音して練習するようにして下さい。
録音することで、初めてあなたの声を客観的に聴くことができるようになり
発声の間違いに気づく可能性が高まるからです。
録音は独学でも習っていても、必ずしなければいけません。
ボイストレーニングと同じくらい重要なことと思ってくださいね。
このあたりのことは以下の記事にまとめておきましたので
ぜひご覧になってくださいね。
また、本格的に自分の声正しく分析したい!というあなたには
TASCOMのボイスレコーダーはコスパ最強ですよ。
[itemlink post_id=”2435″]5-4.カラオケでは水を飲もう
カラオケでは水を飲みましょう。
水が特別いいというわけではなく、水以外の飲み物が歌に向いてないからです。
例えば
・牛乳
・コーヒー
・お茶類
などですね。
牛乳は声帯に淡を作り出しますし
コーヒーは声帯の粘膜を乾かしてしまいます。
お茶類も同様声帯を乾燥させてしまうのでNGです。
あなたの友達がコーラーを飲んでいようとビールを飲んでいようと
「俺は水でいいや」と真顔で言えるかどうかに
カラオケヒーローになれるかはかかっているのですよ!!(笑)
6.独学で練習するあなたにおススメのボイトレ本をご紹介!
独学で練習するあなたにおすすめのボイストレーニング本を厳選してご紹介します。
6-1.奇跡のボイストレーニング
奇跡のボイストレーニングは三重大学の弓場教授が考案したYUBAメソッド
がふんだんに盛り込まれています。
はっきり言ってきちんとやれば、変なスクールに行くより数倍効果がでます。
裏声と地声をそれぞれわけてだす分離の練習から行い
最後は地声と裏声を融合させていくという王道のメソッドで、信頼性も高いですね。
[itemlink post_id=”2427″]
6-2奇跡のハイトーンボイストレーニング
6-1でご紹介した奇跡のボイストレーニングの上位版です。
「もっと高い声が出したい!」
「自宅にいながら本格的なボイストレーニングをしたいけれど
何から始めたらいいか分からない…」
そんなあなたこの本のCDで沢山練習してくださいね!
[itemlink post_id=”2428″]
6-3.フースラーメソード
フースラーメソードは喉頭懸垂機構
(わからないあなたは[保存版]ミックスボイスを出す練習方法や仕組みを超解説 をご覧ください)
について、初心者の方にもわかりやすいように詳しくまとめている本なので
ぜひ手に取ってみてくださいね。
発声の奥深さを知ることができると同時に
発声の無限の可能性を知ることができるので
とってもわくわくしますよ!
[itemlink post_id=”2440″]
ボイストレーニングの本について詳しく過去記事にまとめていますので
ぜひご覧ください。
7.まとめ
この記事のポイントをまとめます。
・ミックスボイスとは低音域から高音域までを自由に発声できる発声の状態のこと
・ミックスボイスを習得するためには
地声と裏声の分離→地声と裏声の強化→地声と裏声の融合といった3ステップを最低でも踏む必要がある
必見:ミックスボイス養成noteのお知らせ
「ボイトレ本は持っているし、練習もしている。。でもレッスンを受けるのは難しい。
でもやっぱりミックスボイスを習得したい。」
そんな要望を1年程前から、多数いただいておりました。
そこで、今回当スクールでミックスボイス養成noteを販売させていただくことになりました。
ボイトレ本はもちろん素晴らしいツールなのですが、当たり前ですが、「多くの人が悩みそうな症状」を
解決するために一点集中で悩みを解決できるような訓練法をのせることができません。
しかし、当noteは基本的には1テーマで1記事をベースにしているため、人それぞれの症状に合った
訓練法を提供することができるようになりました。
さらに、今まで1000人を超える生徒様を指導してきた経験から、手本の音源はもちろんのこと、
想定されうる失敗例なども全て音源化し、収録することで、講師と生徒間の認識のずれを最小減に抑えました。
独学での練習で、間違った方向に歩を進めたくない方は、ぜひミックスボイス養成noteをご利用ください。
ミックスボイス養成note
最後までご覧いただいて、本当にありがとうございました。
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