こんにちは、ボイストレーナーの金子です。
ブログやYoutubeで発信していて、一番いただく質問が
「何から手をつけていいか分からない」というものです。
確かに僕がボイトレを始めた頃も、
(今ほどじゃないとはいえ)たくさんの情報が溢れていて
どんなトレーニングから始めていいかさっぱり分かりませんでした。笑
だからこそ、ここでは歌唱力を効率よく高めるための最短ルートを置いておきたいなと
思ったんですね。
もちろん、ここで改めて解説するからには
僕の自信作を置いていきます。
まず間違いなく有料級の内容と考えていただいて大丈夫です。
今までボイストレーナーとして勉強に勉強を重ねて
いろんな分野の超がつく優秀な先生方から教えてもらった再現性の高いトレーニング法を
たっぷり詰め込んでいます。
正しく取り組んでもらえれば、着実に歌唱力は上がっていく内容です。
ミックスやベルティングなどの高音発声はもちろん、
あらゆる歌唱スキルの習得につながる内容に仕上がってるので安心して取り組んでくださいね。
発声改善ルート(教科書)
歌唱力の土台である「発声」を改善していくための3ステップを解説した教科書です。
学び方としては、繰り返し読むのを推奨しています。
実は僕自身も、習っている先生のブログは
片っ端から全部の記事を隅から隅まで読み込んで
何度も何度もアホみたいに繰り返し読んでいました。
特にトレーニングの注意点は、死んでも忘れないように
繰り返し読み込んで頭に叩き込んでましたね。
全記事を印刷して持ち歩いていたレベルなので
大事な記事は、もはや何も見なくても暗唱できるほどでしたから。笑
なんでもそうですけど繰り返すのは本当に大事ですね。
人間忘れますからね。
特にトレーニングの注意点を忘れると、間違った取り組み方をしてしまうので、
どんなに時間をかけて練習しても歌唱力が上がらない、、
みたいな惨劇が起きてしまうんですよ。
だから当時のエネルギッシュな僕に感謝です。w
ちなみに、僕のブログも繰り返し読んでくれている人がめちゃくちゃ多いみたいで、
「記事全部読みました!」
「繰り返し読み過ぎて、内容ぜんぶ暗記してました!笑」
みたいなメッセージをいただくことが多いです。
「昔の自分と同じじゃん!笑」と思いながらも、これは本当に嬉しいことですね。^^
ありがとうございます。
もしやる気があれば、僕のブログは発声改善や歌唱力アップの宝庫なので
全記事読み込むつもりで、ゴリゴリ読み漁ってみてほしいなと思います。笑
誇張抜きに、見違えるほどに歌上手くなりますよ。
ということで、教科書は下記からスタートです。
一緒にガッツリ学んでいきましょう!
STEP① パーツの分離
まず最初に、発声についてしまった癖をとっていきます。
実は、僕らの喉には強力な“発声の癖”がついてしまってるんですね。
たとえば、
2つ、3つ(複数)の喉のパーツが一緒に動いてしまう癖が分かりやすいですね。
分かりやすく言うなら、
開いた手の小指だけを曲げたいのに、一緒に薬指も曲がっちゃう…みたいな。
そんな癖が喉についていると考えてもらえればOKです。
たとえば、
・口を「い」にすると、一緒に喉もグイッと上がる
・100%の純粋な裏声を出したいのに、地声が勝手に混ざる
こんなふうに、一つの喉のパーツだけを動かしたいのに、
他のパーツまで一緒に動いてしまう”癖”が喉にあるんですよ。
早い話、喉のパーツがこんがらがってしまっているのです。
その喉のパーツを全部バラバラに動かせるように訓練していくのが大切になってきます。
というのもミックスの習得には、繊細な喉のコントロールが必要になってくるからです。
さっきお話したように、僕らの喉はかなり不器用です。
そのままでは当然、ミックスボイスの習得は難しくなってしまうんですね。
だから一見遠回りに思えても、しっかり喉のパーツをバラバラに動かせるように、
喉の整理整頓をしておくことが大切なんです。
じゃあどうやって喉のパーツをバラバラに動かせるようにすればいいのかを
これから解説します。
唇、舌、地声、裏声、顎、仮声帯、喉頭蓋、軟口蓋…etc
など、喉に関係するパーツを
全てバラバラに動かせるように訓練する具体的な方法を解説するので、
楽しみながら練習してみてください。
正直、このステップをやるだけでも一気にミックスの習得に近づきますよ。
トレーニング内容
パーツの分離でやるべき具体的なトレーニング方法を解説しました。
上から順番にやってみてください。
STEP② パーツの強化
ステップ2では、ミックス発声に必要な喉の筋肉をトコトン鍛えていきます。
分かりやすく言えば、“喉の筋トレ”をやっていきます。
たとえば 力強い声を出すための地声の筋肉を鍛えたり、
高音を出しやすくする裏声の筋肉を鍛えたり。
ときには
喉を吊り下げている筋肉を鍛えたり。
そんなふうにしてミックス発声に必要な喉の筋肉を
一つ一つ丁寧に鍛えていくのが大切になってきます。
なぜなら喉の筋肉を鍛えないでミックスを習得するのは
あまりにも無理ゲーだからです。
歌うことって、スポーツと同じで筋肉運動なんですよ。
たとえば僕らが走るときは足や腕の筋肉を使いますよね。
歌でもそれと同じように、喉の筋肉を使って
いろんな種類の声を出していくのです。
高い声も、低い声も、大きな声も、小さな声も、
芯のある声も、息っぽい声も、ビブラートも、フェイクも、
がなりも、シャウトも
すべて喉の筋肉を使って出します。
で、その中でもミックス(高い声)は
喉の筋肉を“強力に”使う必要があるんですね。
つまりミックスを発声するためには
喉の筋肉がゴリゴリに発達してないといけないわけです。
ただ、僕らは喉の筋肉が弱いんですね。
残念なことに普通に話しているだけでは
ミックスに必要な喉の筋肉が鍛えられないのです。
だから喉の筋肉を鍛えずに
ミックスを発声するのは難しいんですよ。
実際、僕は喉の筋肉を鍛えずに
ミックスのコツを掴むようなトレーニングばかりやってましたけど、
いつまで経ってもミックスは習得できませんでした。
スケール練習で「ネイネイ」と声を出したり、
ひたすら裏声にエッジボイスを混ぜてみたり、
鼻に響かせてミックスを探ってみたり。
ミックスのしっぽを掴もうと思って努力しましたが、その努力は報われなかったんですよね。
だからミックスの練習をする前に 喉の筋肉をコツコツと鍛えていきました。
結果、ミックスに必要な筋肉が整って、高音を楽に出せるようになっていったんですね。
だからこそぜひ喉の筋トレをやってみてください。
ちなみに喉の筋トレのメインとなる、アンザッツトレーニングに関して
解説した動画をアップしています。
よかったら見て学んでみてくださいね^^
トレーニング内容
STEP③ パーツの融合
ここでいよいよ、パーツの調整です。
ステップ①とステップ②でミックスの土台作りをしてきたわけですけど、
ついにその土台の上に、ミックスボイスを作っていくんですね。
僕らはすでに土台作りが済んでいるので、ミックスに特化した訓練をコツコツ積み上げていけば
普通にミックスは習得できます。
安心して、習得したいテクニックの訓練を進めてほしいと思っています。
トレーニング内容
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